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住友生命、「住友生命グループ Vision2030」および「スミセイ中期経営計画 2025」を策定

住友生命は、「社会公共の福祉に貢献する」というパーパスのもと、住友生命の果たすべき使命として定めている「サステナビリティ経営方針」を実現するため、2030年に向けた住友生命グループの目指す姿として「住友生命グループ Vision2030」を定めるとともに、それを踏まえ、4月からスタートする新3か年計画「スミセイ中期経営計画 2025」を策定した。
1.前中期経営計画「スミセイ中期経営計画 2022」の振返り
2020年4月に「スミセイ中期経営計画 2022」をスタートさせ、社会に「なくてはならない」保険会社の実現を目指し、「社会に貢献する」「社会に信頼される」「社会の変化に適応する」を基軸に、あらゆる事業をお客さまに寄り添って前進させてきた。
新型コロナウイルス感染症等の影響を受け改定を経たが、2018年7月に発売した健康増進型保険“住友生命「Vitality」”の累計契約件数は130万件を突破、メディケア生命の保有件数も150万件を突破するなど、いずれの計数目標も実績が上回る見込みとなっている。
2.「住友生命グループ Vision2030」の概要
近年の社会環境・経済環境に目を向けると、住友生命グループを取り巻く事業環境や内部環境は加速度的に変化し続けている。今般、中期経営計画の策定にあたっては、このような時代だからこそ将来の「ありたい姿」を明確化することが大切であると考え、まずは2030年を到達点とする「住友生命グループ Vision2030」を定めた。
2030年時点のありたい姿を、「ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』」とし、その実現のため、Vitalityを核とした先進価値で、保険や健康増進といったお客さまのニーズに応えていく領域はもとより、地域創生や地球環境といった社会課題の解決にも積極的に取り組んでいく。また、ビジネスパートナーや従業員といったすべてのステークホルダーのウェルビーイングを支える取組みを進め、1人でも多くの人の「よりよく生きる」に貢献し、持続可能な未来の実現を目指す。
そのための目標として「ウェルビーイング価値提供顧客数2000万名、うちVitality会員数500万名」を設定した。
3.「スミセイ中期経営計画 2025」の概要
a.基本方針と計数目標
「住友生命グループ Vision2030」を実現するために、次の3年間に取り組むべき課題と対策をバックキャスティングすることで「スミセイ中期経営計画 2025」を策定した。特にこれからの3年間は、2030年に向けた軌道を確立する期間と位置づけ、厳しい経営環境が想定される中においても、将来への投資を行い、確実な成長・飛躍を目指していく。
b.サステナビリティ重要項目の推進
これまでの取組みを強く・太くしていくことが重要であることから、サステナビリティ重要項目(マテリアリティ)に引き続き取り組むとともに、パーパスの社内外への浸透や、不祥事故・コンプライアンス違反の根絶を含む企業風土の醸成にも取り組み、今後予想される様々な事業リスクへの対策も講じ、事業サステナビリティを高めていく。
c.4つの取組みと2つの推進エンジン
「スミセイ中期経営計画 2025」では、サステナビリティ重要項目に対する取組みを進めるとともに、「ウェルビーイングデザインへの進化」「新規領域でのイノベーションの実現」「収益構造改革」「グループ戦略」という4つの取組みからウェルビーイング領域を広げ、2026年度以降の飛躍につなげていく。また、「人財共育」と「デジタル&データ」を4つの取組みの推進エンジンとして、全社横断的に各種取組みを加速させていく。

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