住友生命、株式会社商船三井向けトランジション・リンク・ローンへ参加
住友生命は、株式会社商船三井向けのシンジケーション方式のトランジション・リンク・ローン※1(以下「本件」)に参加を決定した。
本件は、カーボンニュートラル実現に向けたトランジション推進のための金融支援制度(成果連動型利子補給制度)※2(以下「利子補給制度」)を活用した海運業初の案件となる。また、住友生命においても利子補給制度の活用は初となる。
※1 トランジション・リンク・ローンは、同社が予め設定した(または今後設定する)GHG削減目標の達成状況によりローン特性(金利等)の変動を考慮するトランジション・ファイナンス
※2 利子補給制度の詳細は、経済産業省のウェブサイトを参照。本件の内容についても掲載される予定である。
トランジション・ファイナンスは脱炭素社会の実現に向けて、長期的な戦略に則り、着実にGHG(温室効果ガス)を削減する企業の取組みを支援することを目的としている。住友生命は、投融資先の脱炭素化の取組みを後押しすることを通じて、脱炭素社会への移行に貢献できることから、本件への参加を決定した。
【本件の概要】
借入人:株式会社商船三井
アレンジャー:
三井住友信託銀行株式会社
株式会社日本政策投資銀行
株式会社SBI新生銀行
実行日:2024年4月30日
貸付人:国内金融機関14社
第三者評価機関:DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社
住友生命は、「住友生命グループVision2030」において、カーボンニュートラル実現に向けた絶え間ない取組みにより地球環境の改善を図ることとし、資産運用を通じて、環境・社会へのポジティブなインパクトの創出に取り組んでいる。中長期の安定的な運用収益確保に加え、脱炭素および持続可能な社会の実現に貢献していく。