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太陽生命、保有個人年金保険ブロックの一部を出再

太陽生命は、保有する個人年金保険の既契約ブロックの一部を再保険に付する出再方針を決定した。
同社は2003年度以降、貯蓄性商品から保障性商品へと販売商品を変化させるビジネスモデルに転換した。その後、内部留保を積み上げてきた結果、利益剰余金は過去最高水準となっている。
一方、会社全体では順ざや※1となっているものの、ビジネスモデル転換以前に販売した貯蓄性商品については、逆ざや※1状態が当面の間は継続する見通しとなっている。
このような現状をふまえ、高予定利率の個人年金保険契約を出再し、責任準備金の積立義務を再保険会社に移転することとする。これにより、経済環境悪化時においてもお客様に年金等を安定的に支払う財源を確保する。
その結果、2022年度以後およそ20年間の長期にわたり、責任準備金の積立負担が軽減されることにより収益成長を図っていく。
なお、この再保険は財務的なリスクを移転するものであり、保険契約における同社とお客様との関係に変更が生じるものではなく、お客様に約束した保険金額等に変更はない。
※1 契約者に約束した利率である予定利率により見込んでいる運用収益を、実際の運用収支が上回る状態を「順ざや」、下回る状態を「逆ざや」という。
◆出再の内容
・対象契約
個人年金保険(据置中、年金支払中契約)の既契約ブロックの一部
・再保険取引方式
共同保険式再保険※2
・引受再保険会社
複数の保険会社と協議中
・取引規模※3
5,800 億円程度(責任準備金ベース)
・再保険料※4
7,100億円程度
・契約締結時期
2022年3月末までに契約締結予定
※2 再保険会社が、同社が締結した保険契約と同条件で責任を負う再保険の形態をいい、出再対象契約の経済的リスクは同社から再保険会社に移転する。
※3 取引規模は、同社が見込む金額。
※4 再保険料は、現時点で同社が見込む概算値で、今後変動する可能性がある。

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