損保ジャパン日本興亜、「自動運転車」に関する意識調査を実施
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損保ジャパン日本興亜は、4月10日の「交通事故死ゼロを目指す日」を前に、「事故のない安心・安全な社会の実現」の重要な手段と考えられている自動運転技術の普及促進に向けて、「自動運転車の社会受容性および法的責任に関する意識調査(アンケート調査)」を実施し、その結果を公表した。全国在住の20~70代男女一般生活者(ドライバー以外を含む)を対象に2017年2月、インターネットアンケート調査を実施。回答数は3600サンプル(男女・年代別に12区分、各300人)。
◆調査結果
▽自動運転車の「利用意向」
「緊急時以外は自動走行する車(ドライバーが運転席に座り、緊急時はドライバーが対応する)」の利用意向について、保険による補償があることを前提とすれば約75%の人が「利用したい」と回答している。
▽自動運転車を利用中に交通事故が生じた際のドライバーの責任
「緊急時以外は自動走行する車(ドライバーが運転席に座り、緊急時はドライバーが対応する)」における切り替え中の事故において、「ドライバーに過失がない場合であっても、ドライバーが責任を負うべき」という意見が全体の約3割を占め、年代が高いほどその傾向が見られた。
▽自動運転車への「期待」
「交通事故の減少」の期待が最も高く、「高齢者の移動支援・行動範囲の拡大」「運転負荷の軽減・快適性の向上」への期待も多く見られた。また、年代が上がるにつれて、「移動支援・行動範囲の拡大」への期待が高まっている。
▽自動運転車への「不安」
「ドライバーの運転技量の低下」「運転支援・自動走行機能の誤作動」に加え、「交通事故が生じた際の責任の所在があいまいになること」「交通事故が生じた際の原因究明が困難になること」など、交通事故が発生した場合に事故解決が複雑になることを不安に感じる声も多く見られた。
▽自動走行中にしたいこと
「景色を眺める」「同乗者と会話する」という回答が多い一方で、「自動走行中にしたいことは特にない」という回答もあった。