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明治安田生命、SDGインパクトジャパンと資本・業務提携

明治安田生命は、SDGインパクトジャパン(以下「SIJ社」)と資本・業務提携契約を締結した。
SIJ社は、SDGs(持続可能な開発目標)にフォーカスした投資ファンドの組成・運用促進、金融機関や企業向けインパクト評価ツールの提供、サステイナブルファイナンスに関するアドバイザリー業務を主な事業内容とし、グローバルで豊富な経験をもつ経営陣のもと、サステイナビリティ領域全般に高度な知見を有している。
本提携により、SIJ社が有するグローバルなネットワークと高度な知見を共有し、サステイナビリティ領域全般における幅広い協力関係を構築することで、同社のサステイナビリティ経営の推進と、機関投資家としての責任投資の取組みをいっそう強化していく。
1.業務提携の主な内容
(1)革新的なESGファンドの共同組成・投資
・SIJ社と同社および同社の子会社である明治安田アセットマネジメントが共同で、グローバルな動向をふまえた革新的なESGファンドを研究・組成
・その第一弾として、2月にアジアで初めてSFDR第9条※に準拠し、投資先企業との対話を通じて創出する社会的インパクトにフォーカスしたESGエンゲージメントファンドを組成。同社は同ファンドへ50億円の投資を予定
(2)サステイナビリティ領域へのアドバイザリー業務
・SIJ社が先進的な知見に基づき、同社の責任投資(ESG投融資・スチュワードシップ活動)等の取組みの高度化を支援
(3)人財交流
・サステイナビリティ領域における世界的な動向、ESGファンドの組成・運用、エンゲージメントに関するノウハウの共有を企図した人財交流を実施
(4)地域社会への貢献に資する取組みの共同研究
・中小企業が自社のSDGsへの対応にかかる課題等を分析・評価できる管理ツールの提供を通じた中小企業のSDGs取組支援等や地方自治体・地方銀行等と連携した地域社会への貢献に資する取組みを共同研究・実施
2.資本提携の内容
同社は、SIJ社の第三者割当増資を引き受け、普通株式を取得する。なお、株式取得後の同社の持株比率は10%となる。
※「SFDR」とは、金融機関に対して持続可能性に関する情報開示を求める欧州のサステイナビリティ開示規則(The Sustainable Finance Disclosure Regulation)であり、欧州委員会により2019年に採択、2021年3月から部分的適用。第9条では運用の特徴のなかでも、ESG特性を掲げる場合、投資目的や投資プロセスの記述において、ESGへの取組を表明することに加え、「①持続可能性を投資目的のひとつに挙げるインパクト投資」「②炭素排出量削減を目的に挙げる投資」のいずれかに該当すること、運用投資目的に沿った測定可能な目標を設定・開示することが求められる

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