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共栄火災、自転車ユーザーにみる「自転車の利用実態と安全運転に関する意識調査」を実施

共栄火災は、5月の自転車月間に合わせ、全国の20歳~60歳以上の1,080名を対象に「自転車の利用実態と安全運転に関する意識調査」を実施した。
本調査は、日常生活での移動手段として月に1回以上、自転車を利用する人の日頃の利用実態を把握するとともに、自転車事故を防ぐために普段から気をつけていること、さらに各地域で施行が進められている自転車保険の加入を義務づける条例についての認知度と自転車保険への加入状況を明らかにすることで、自転車での事故を未然に防ぎ、より安全に安心して利用することの一考察として実施したものである。
◆調査結果サマリー
1.自転車ユーザーのうち20代、30代、50代が週の半分以上の頻度で利用
・自転車の利用頻度では年代別に、二つに分かれた状況となった。
20代、30代、50代の6割は「週3~4回」「週5回以上」の頻度で利用しているのに対して、40代と60代は週1~2回から月1回が約半数を占めており、利用頻度が少ない傾向が見られた。
・自転車の利用機会では、20代、30代、50代の半数が通勤や通学に使用している実態が明らかになった。このうち、30代、50代は「買い物など生活圏内での利用」も多く、生活全般で自転車を利用されているようである。
2.コロナ禍、20代、30代の自転車利用がさらに増加
現在、3回目となる緊急事態宣言が発出され、若年層の感染者数の増加も懸念されている。そのような中、コロナ禍で自転車利用が増えたと回答したのは全体で28.8%であったが、年代別に見ると、20代は46.5%と半数近く、30代も37.5%と他の年代に比べて多く、若い層が、自転車利用の頻度が増えていることがわかった。
3.自転車運転の「危ない」ワースト5
「急な飛び出し」(61.5%)
「スマートフォン、携帯電話のながら運転」(56.5%)
「傘を差しながらの運転」(47.2%)
「夜間での無灯火運転」(43.9%)
「自転車の並列走行」(41.9%)が危険を感じるワースト5となった。
一方、「あおり運転」(11.9%)や「蛇行運転」(16.7%)は少数の結果となった。
4.自転車事故防止には4つの対策が明確に
自転車事故を防ぐには…との問いに対して、

「小中高校での交通教育の徹底」(48.1%)
「自転車に乗る一人ひとりの注意」(47.6%)
「違反の取締まりの徹底」(47.0%)
「交通標識・自転車専用レーン・道路整備」(44.3%)の4つが突出して、防止策として回答されている。
とくに60歳以上では、4つの防止策についていずれも6割近くが賛同している。
5.20代、30代は自転車の「車検制度」導入を支持
自転車の安全運転のために、自動車と同様に車検制度の導入について尋ねたところ、回答者全体では37.0%が「必要」と答えたが、20代では56.3%、30代では42.6%と回答者全体を上回り、車検制度の必要性を支持している。
6.6割が条例を認知し、自転車保険に加入
年代を問わず全世代の6割が、それぞれ住まいの地域での条例施行の有無を「知っている」と回答した。
自転車保険についても、全世代の6割が「加入している」と回答している。ただし、加入のきっかけは20代と30代は「自治体で法制化され、義務づけられたため」が最も多い回答だったのに対し、40代以降は「自分(もしくは家族)が加害者になった時に備えて」が最多となる結果になった。

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