SOMPOケア、「そんぽの家」狛江にオープン
SOMPOケアは、介護付きホーム「SOMPOケアそんぽの家狛江」(以下、そんぽの家狛江)に、介護施設として初めてイケア・ジャパン株式会社(以下、イケア)コーディネートのモデルルームをオープンした。モデルルームには、イケアが世界的な高齢化を背景に、人間工学に基づいて開発したコレクション、“OMTÄNKSAM/オムテンクサム”シリーズの家具を設置した。美しいデザインと優れた快適性を兼ね備え、自立した暮らしをサポートする思いやりあふれる製品で、入居者や入居検討者に、過ごしやすく安心できる環境を提案する。
1.背景と目的
超高齢社会の日本では、認知症のある方や要介護認定者数が増え、介護施設も年々増加しており、それに伴って人々の生活スタイルや住まいに対するニーズも多様化してきた。同社は、「介護の未来を変えていく」というスローガンを掲げ、介護サービス品質の向上や次世代テクノロジーの活用を通じた、介護のより良い未来の実現を目指している。介護施設が、高齢者の理想とする住まいであるために、一人ひとりが自分らしく、認知症のある方や身体に障がいがある方も誰もが過ごしやすい、ユニバーサルデザインや機能的な住まいのあり方を研究している。
一方、イケアは急速に進む高齢化を背景に、人間工学に基づいたデザインで自立した暮らしをサポートする“OMTÄNKSAM/オムテンクサム”※シリーズを開発し、2018年から展開している。同シリーズは、人間工学の専門家や作業療法士、介護の研究者らが開発に携わった、生活に少しのサポートを必要とする方のためのシリーズである。“OMTÄNKSAM/オムテンクサム”はスウェーデン語で、「思いやりがある」を意味し、美しいデザインと優れた快適性、機能性で、誰もが使いやすい製品となっている。
このたび同社は、入居者さまにとってより良い暮らしとその継続を支援するために、イケアが人生のさまざまなステージにおいて、身体の物理的変化によって生じるニーズに着目して開発した、安心・安全でデザイン性の高い“OMTÄNKSAM/オムテンクサム”シリーズに深く共感し、介護施設として初となる、イケアコーディネートのモデルルームをオープンした。
※“OMTÄNKSAM/オムテンクサム”(提供元:イケア・ジャパン株式会社)
2.イケアコーディネートのモデルルーム概要
高齢者、そして認知症のある方にも使いやすく、快適な環境を提供することを目的とした今回のモデルルームは、コンセプト形成からイケアのサポートの下で空間づくりが行われ、同社の介護現場スタッフの意見も交えながら、“OMTÄNKSAM/オムテンクサム”シリーズの製品を配置した。
同シリーズの製品には、人間工学等各分野の専門家に加えて、介護スタッフや高齢者、認知症のある方という、ケアをする側と受ける側双方の視点が取り入れられているので、介護施設での実際のさまざまな生活シーンをイメージしながら製品を配置し、モデルルームを創り上げることができた。また、同シリーズの製品だけではなく、他のイケア製品も組み合わせて多数配置しており、日々の暮らしをより安心、安全、快適にしてくれる、デザイン性と機能性を兼ね備えたモデルルームになっている。
また、入居者や入居検討者は、モデルルーム内のイケア製品で気に入った物があればイケアのウェブサイトを確認の上、購入することができる。
3.今後について
同社はこれからも、高齢者が自分らしく、認知症のある方や身体に障がいがある方も誰もが過ごしやすい、ユニバーサルデザインや機能的な住まいのあり方を研究し、入居者のQOL(生活の質)向上を目指す。