SOMPOホールディングス、介護を学ぶ学習まんが「大研究!笑顔をつなぐ!介護の仕事」を制作
SOMPOホールディングスおよびSOMPOケアは、従来の介護職に対するイメージを変え、介護職を子どもたちの憧れる職業にしていくための施策のひとつとして、株式会社講談社ビーシーが編集・刊行するまんが社会見学シリーズから、介護を学ぶ「学習まんが大研究!笑顔をつなぐ!介護の仕事」を制作したので、11月11日の「介護の日」※に合わせ告知する。11月下旬以降、全国の小学校約20,000校、公立図書館約3,000館に順次寄贈していく。
※「介護の日」…「介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日」として、厚生労働省が定めた日。
1.背景と目的
SOMPOグループは、「“安心・安全・健康”であふれる未来へ」のパーパス実現を目指し、中長期の成長の牽引役を担うウェルビーイング事業に注力している。ウェルビーイング事業の中核を担うSOMPOケアは、将来にわたって持続的に介護サービスを提供できる体制を構築すべく、介護サービス品質向上や生産性向上に取り組んでいる。
少子高齢化が進み、高齢者人口が年々増加している日本においては、介護サービスを必要とする人に対し、介護サービスを提供する人が圧倒的に不足する「介護人材の需給ギャップ」が深刻な課題となっている。
こうした中、SOMPOケアでは、データ・テクノロジーの積極的な活用や、処遇改善を通じた働きやすく、働きがいのある職場環境の整備などに取り組んでおり、介護業界の変革にチャレンジしている。
その一環として、従来の介護職にある「3K」のイメージを「変えていく」、「価値ある」、「感動できる」の「New3k」へと変革し、介護職を子どもたちの憧れる職業にしていくために、子どもたちに向けた施策も行っている。2022年11月には、同社が運営するホーム・事業所に地域の子どもたちを招く「SOMPO流子ども食堂」を開始した。子どもたちには高齢者とのコミュニケーションといった新たな経験を提供し、利用者にも活力と笑顔をもたらしながら、多世代交流拠点としていくことを目指している。開始して以来月に1回の頻度で開催を続け、2024年9月には全国457のホーム・事業所で提供した食事の数が累計3万食を超えた。
また、2023年7月にはキッザニア東京に、「介護福祉士」の体験ができる「ケアサポートセンター」パビリオンを出展した。介護福祉士として、高齢者の身体や車いすでの介助などを学び、体験することで、子どもたちが相手の立場になって寄り添い、行動する力を身につけるとともに、介護職への興味・関心を持つ機会を提供している。体験した子どもたちからは「介護の大切さがわかった」「介護って楽しい!」といった声が、保護者の方からは「素敵な体験ですね」といった声があり、大変好評である。
そして今回、子どもたちがもっと気軽に高齢者の身体の変化や介護の仕事などについて学び、介護の魅力に触れる機会を創出するために、介護をテーマにした学習まんがを制作した。11月下旬から、全国の小学校・図書館に順次寄贈していく。このまんがをきっかけに、一人でも多くの子どもたちが介護に触れることで、介護職を子どもたちの憧れの職業にすることを目指す。
2.まんがの概要
本まんがは、主人公がおばあちゃんの骨折をきっかけに、介護について知っていくストーリーとなっている。
主人公は、「介護とは何か」をはじめ、高齢による身体の変化のほか、施設介護サービス、在宅介護サービスといった介護保険制度、そして介護現場に導入されているさまざまな最新テクノロジーなどを学んでいく。
また、介護の現場で働くさまざまな人にも出会い、「どのような役割を担うのか」、「どのような思いで働いているのか」といったことも知っていく。
【目次】
第1章年をとるってどういうこと?
第2章せんにゅう!介護付きホーム
第3章介護を支えるテクノロジー
第4章大ピンチ!お母さんの介護!?
第5章介護の仕事ってかっこいい!
第6章私たちが支える介護の未来
なお、本まんがは全国の小学校・図書館へ寄贈する非売品であるため、一般書店等での購入はできない。
3.今後について
SOMPOグループは、SOMPOグループの「“安心・安全・健康”であふれる未来へ」、SOMPOケアの「日本の介護を変える。そして、日本の未来を創る。」というパーパスを実現するために、品質を伴う生産性向上を実現する「未来の介護」など、「介護人材の需給ギャップ」という社会課題解決に取り組んでいく。そして、子どもから高齢者まで誰もが笑顔で暮らせる未来社会の実現を目指す。