相続、遺産承継、事業承継の新しい形として民事信託(家族信託)が脚光を浴びつつあります。従来の方法では対応できなかったケースでも民事信託を活用すれば去りゆく方の想いを次代に繋ぐことが可能となります。たとえば、波平さんが『不動産を息子のカツオに相続させる。ただしカツオが死亡した場合には、孫のタラオに相続させる』と遺言書を遺しても、遺言書の効力は一代限りのため、この内容は無効となります。一方、民事信託では、二次相続以降も効力を発揮させることができます。これはあくまで一例で、超高齢化社会が進むわが国において社会問題となっている「認知症」への対策をはじめ、民事信託ができることは多岐にわたり、大きな可能性を秘めた制度となっています。本書では、お客様が抱える悩みをどう解決するか、保険販売のシーンでもよく遭遇するケースごとに、財産を託す「委託者」、託される「受託者」、それにより利益を得る「受益者」等の関係を、ひと目でわかるように例示しています。すべてイラスト入りですので、上記の専門用語を使うことなく、一般のお客様にもわかりやすく提示しながらお使いいただけます。民事信託入門テキスト、お客様配布資料としてもご活用ください。
本商品はセット販売(1セット3冊)となります。