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損保ジャパン日本興亜がスマートファクトリー向け保険商品・サービスの共同研究開始

損保ジャパン日本興亜、スカイディスク、SOMPOリスケアの3社は、スマートファクトリー社会の到来に向けたプラント・機械における新たなリスクの調査・研究および保険商品・サービスの開発を目的とした共同研究を2017年12月から開始する。
※スマートファクトリーとは、工場内のあらゆる機械とインターネット環境をつなげることで、機械の稼働状況を詳細に把握・蓄積し、この情報をもとに工場全体の効率的な稼働を実現することで、最大の利益を生み出す環境を満たした工場のことをいう。
1.背景と目的
・スカイディスクは、人々の生活や社会環境を豊かにするために、IoTデバイスで収集したデータをAIで分析し、機械の故障予知などを行うクラウドAIサービス「SkyAI」を提供している。
・損保ジャパン日本興亜およびSOMPOリスケアは、お客さまの「安心・安全・健康」を支援するため、保険商品や事故の未然防止サービス等を提供し、自然災害や企業の事業活動に関する数理的なリスク分析・評価に関するノウハウを培ってきた。
・今後到来する超スマート社会では、企業の事業活動はIoTによりさまざまなデータがつながり、有効活用されることで、技術革新や生産性向上、技術伝承などの課題解決が図られていく。一方、これらの技術の進展や企業のビジネスモデルの変革に潜む新たなリスクの調査・研究が必要不可欠なものとなっている。
・本共同研究では、これまで熟練工が担っていた異常故障検知へのAIの活用や、AI活用に潜む新たなリスクの調査・研究に対応する保険商品・サービスの開発により、企業の事業活動におけるリスクの極小化を目指す。
2.主な研究および取組内容
(1)プラント内のボイラ・回転機械における異常故障検知手法の研究
(2)プラント内の設備・什器へのIoT導入により発現するリスクの研究
(3)上記(1)(2)に関連する保険商品・サービスの開発

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