アニコムホールディングス、ペットの動画から感情を判定するAIシステム、日本に続きアメリカでも特許を取得
アニコムホールディングスは、AIを用いてペットの動画から感情を判定するシステム(以下本システム)とその感情判定方法について、日本での登録(特許第7330258号)に続き、アメリカでの特許を現地時間の9月16日付で取得した(USPatent第12,417,655号)。
同社では、『「わが子の気持ちを、もっと理解したい」。これは、世界中の飼い主に共通する願いである。今回同社がアメリカで本特許を取得したことは、ペットとのより深いコミュニケーションを、日本のみならず世界中で実現していく第一歩だ』と考えている。なお同社グループにおいて、日本国外での特許取得は初めてとなる。
■本システムの感情判定方法
ペットが撮影された動画の中から、AIがペットの行動を検出し、その行動をもとにペットの感情を判定する。例えば犬では「しっぽを振る」「あくびをする」「うなる」、猫では「瞳孔が丸くなる」「耳を前へ向ける」といった行動をAIが検出し、その行動と「嬉しい」「甘える」「警戒」「怒り」などの感情を対応付けることで、感情の判定を行う。
またペットの種類(犬や猫、鳥など)や品種(トイ・プードルやチワワ、柴犬など)もAIが判定する。ペットの種類や品種ごとに異なる行動と感情の対応関係を考慮することで、より正確に感情を判定することが可能である。
例えば本システムを用いてアメリカン・ショートヘアーの動画から感情を判定したところ、動画中に「しっぽを上げる」という行動が検出され、その行動をもとに「嬉しい」「甘える」という感情が判定された。
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