AIG損保、「業務災害総合保険」の商品改定
AIG損保は、中小企業の労災上乗せ保険「ハイパー任意労災(業務災害総合保険)」の補償の充実とサービスの拡充をメインに商品改定を実施し、8月14日から販売する。
「ハイパー任意労災」は、労働災害に対する従業員への補償を企業の福利厚生としても活用できる商品である。従業員などの『業務災害(労災)リスク』に加えて、経営者や従業員の『健康リスク』、地震などの『自然災害リスク』への補償を提供し、政府労災保険や健康保険ではカバーしきれないリスクに備えると共に、従業員が安心して働ける環境作りに役立つ商品である。2019年と2020年には、『健康リスク』に関する補償拡大として、従業員の治療と仕事の両立を支援し離職防止に役立つ「がん通院治療費用支援特約」と「所得補償保険金支払特約」の販売を開始し昨今増えている“従業員の病気による治療と仕事の両立”を従業員個人ではなく、雇用主がフルサポートできるようにした。
この度の改定では従来から要望の多かった補償の充実やより分かりやすい商品性とするための特約の新設、改定等を実施している。
◆新たな販売プラン、健康経営サポートプランの創設(業界初)
死亡補償保険金を付帯せずに医療補償(ケガ・疾病)のみ加入が可能なプランを設定した。健康経営や治療と仕事の両立支援などの企業の福利厚生をサポートする、ケガ・病気の入院や医療費用補償を主契約とする契約方式である。
◆コンサルティングサービスの拡充
健康経営の取り組みや人材に関する経営課題の解決サポートとして『健康経営サポートプログラム』を合わせてリリースする。このプログラムはコンサルティングサービスや補償・付帯サービスを組み合わせた構成で、プログラムを通じて企業価値の向上をサポートする。
◆新補償と特約の改定(主なもの)
1.事業主・役員の死亡・後遺障害増額特約(新設)
事業主・役員の万一に対する備えをより強固にしたいというニーズに対応し、事業主・役員の死亡/後遺障害補償保険金を標準の設定から1.5倍、2倍に増額可能とする。
2.所得補償保険金の免責期間短縮化(改定)
所得補償保険金支払特約の免責期間に従来の90日と545日に加え30日と60日を追加する。
3.疾病手術医療保険金(新設)
病気により所定の手術を受けた場合、疾病入院医療保険金日額に対して所定の倍率分(10倍もしくは5倍)を補償する。