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あいおいニッセイ同和損保、2023年10月より人事制度を改定

あいおいニッセイ同和損保は、全社員が高いスキルを身に付け、意欲高く活躍することで、中期経営計画で目指す姿「CSV×DX※を通じて、お客さま・地域・社会の未来を支えつづける」を実現するため、2023年10月より「転居可否選択の柔軟化」「専門社員区分の新設」「昇格年次要件の廃止」などの人事制度改定を行う。
※CSV…CreatingSharedValue(社会との共通価値の創造)
DX…DigitalTransformation(データやデジタルを活用し価値提供を変革させること)
1.背景
同社を取り巻く事業環境は、気候変動や技術革新の加速、ライフスタイルの変化等、これまでとは比較にならないスピードで大きく変化している。その中で、同社がCSV×DXを通じて、お客さま・地域・社会の未来を支えつづけるためには、全社員が高いスキルを身に付け、意欲高く活躍できる職場環境の整備を行うことが重要である。そこで同社では、人財を最重要の経営資本と位置づけ、人財確保・育成強化と人財マネジメントを徹底し、人的資本経営に取り組んでいる。
今般、同社はCSV×DXの実現に向け、社員のスキル向上や、一層エンゲージメント高く働ける環境を整備するため、多様化する社員の就業観への対応やDE&Iの実現につながる人事制度の改定を行う。
2.新人事制度の概要
(1)転居を伴う人事異動可否選択の柔軟化【ワーク・ライフ・マネジメントの実践】
転居可能な範囲に応じ「全域型」「広域型」「地域型」としていた社員区分を「基幹社員」に統合し、社員本人が転居を伴う人事異動の可否を毎年選択することが可能となる。
社員が活躍できるフィールドを広げるとともに、本人の希望に沿わない転居を無くすことで、個々の事情に応じて働けるようになり、「ワーク・ライフ・マネジメント」の実践につながる。
(2)専門社員区分の新設【高度専門人財の安定確保】
専門領域で高度な専門性を発揮する「ジョブ型」の新たな社員区分として、「専門社員」区分を新設する。専門社員は、高度な専門性を担うことを踏まえ、基幹社員とは異なる処遇とし、専門人財の安定的な確保・育成に向け社内登用・経験者採用を行う。
(3)昇格年次要件の廃止【多様な人財の抜擢・配置】
非管理職層の資格区分を6区分から4区分に大括り化することに加え、資格毎に定めている昇格可能な年次要件を廃止することで上位役職への早期昇格を可能とする。これにより、20代の社員も管理職への登用が可能(現行制度では30代後半)となる。
あわせて、シニア層についてもスキル・経験を活かせる配置を一層進めることで、全社員が活躍できる機会を提供する。
3.今後の展開
今般の人事制度の改定を皮切りに、世の中の変化・リスクをいち早く捉え、新しい価値・方針を自ら企画・想像することができる人財の育成や、社内環境整備を継続して進めることで、CSV×DXの取り組みをさらに推進していく。

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