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三井住友海上、J-QuADと低速AEBの安全性について共同検証を開始

三井住友海上と株式会社J-QuAD DYNAMICS(以下「J-QuAD」)は、三井住友海上が保有する事故分析レポートを活用し、J-QuADの低速衝突被害軽減ブレーキ装置(AEB:Autonomous Emergency Braking、以下「低速AEB」)の安全性を検証する取組を共同で行う。両社は、本検証を踏まえ、社会に安心・安全を提供し、交通事故ゼロ社会の実現に貢献していく。
1.共同検証の概要
(1)検証内容
J-QuADの低速AEBが搭載された対象車両の事故データをもとに、事故発生確率や事故の深刻度を統計化し、事故分析レポートとして三井住友海上がJ-QuADに提供する。それをもとにJ-QuADがさらに詳細検証を行い、低速AEBの機能向上や、販売促進に活用していく。
(2)各社の役割
三井住友海上:匿名化した事故データおよび事故分析レポートの提供
J-QuAD:低速AEBの機能向上のほか、先進運転支援システムの開発
2.背景
J-QuADは、運転中の様々なシーンに対応できる、安全性の高い低速AEBの開発を目指している。
また、三井住友海上は、保険引受を通じて保有する多くの事故データを分析し、事故削減に有効活用することを目指している。両社は、互いの強みを活かし、より安全性の高い低速AEBの開発を通じて、交通事故ゼロ社会の実現に貢献できると考え、共同検証に至った。
3.今後の展開
事故分析レポートを低速AEBだけでなく先進運転支援システムの開発にも活用していくことを視野に入れ、取組を推進していく。
■J-QuAD DYNAMICSについて
J-QuAD DYNAMICSは、2019年4月に株式会社デンソー、株式会社アイシン、株式会社ジェイテクト、株式会社アドヴィックスの共同出資により設立された、自動運転の統合制御ソフトウェアを開発する会社である。各社が持つ自動運転・車両運動制御等の技術知見を結集することで、ソフトウェアの開発を効率化し、スピードアップを図るとともに、自動車メーカーのニーズに合わせた開発を行うことで、より付加価値の高い車両統合制御アプリケーションを開発し、より良いクルマづくり、スマートなモビリティ社会を牽引していく。

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