イーデザイン損保、「2023年データマネジメント賞」アナリティクス賞を受賞
イーデザイン損保は、一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム(以下「JDMC」)が選定する「2023年データマネジメント賞」において「アナリティクス賞」を受賞した。
【受賞テーマ】
データドリブン経営に向けたCoE(CenterofExcellence)の設置・運営
【受賞理由】
同社は東京海上グループのダイレクト損保であり、主力商品はすべてをオンラインで完結させる自動車保険「&e(アンディー)」である。「&e」では契約者の車両にセンサーを設置し、アプリとの連携で日々の運転をサポートしつつ、様々なデータを取得している。この運転データをはじめとしてコールセンターに集まる顧客の声など社内外のデータを集約・分析し、顧客サービスなど経営に生かす中核組織として同社は、2021年にCoE(CenterofExcellence)としてビジネスアナリティクス部を設置した。
CoEは、全社IT戦略の立案・推進を担うIT企画部と協調しながら、データドリブン経営への移行をリードするミッションを担っており、KPIの可視化・PDCA支援、各種分析・モデル構築、分析基盤の構築・運用を10人体制で順調に遂行している。このCoEの特徴は「ビジネス現場でデータを生かすこと」を重視したこと。そのため外部専門家を招聘せず、スタッフ全員を社内の現場メンバーから構成する。データサイエンスやデータエンジニアリングのスキルが弱くなる副作用が生じ得るが、この点はツールやソリューションで補完できるという考えである。同社におけるCoEの活動内容や組織体制は、データドリブン経営に欠かせないCoEのひな形となり得るものであり、アナリティクス賞に値すると評価する。