住友生命、中米経済統合銀行(CABEI)が発行するブルーボンドに投資
住友生命は、中米経済統合銀行(C以下「CABEI」)が発行するブルーボンドへの投資(30億円)を決定した。本件は、住友生命初のブルーボンドへの投資となる。
CABEIは、1960年に中米5ヵ国によって設立された国際開発銀行であり、加盟国の持続可能な発展に資する融資等を実施している。ブルーボンドは、海洋保全や持続可能な漁業など、水環境に関係する事業を資金使途とする債券を指している。今回、CABEIは中米地域における水資源の保護等を目的とし、ブルーボンドの発行に至ったものである。
具体的には、今回調達された資金は主に水資源保護、持続可能な水管理、再生可能エネルギー、自然保護などの適格プロジェクトに充当される予定である。例えば、適格プロジェクトの見込み案件として、コスタリカのテンピスク川中流域沿岸における給水プロジェクトが挙げられる。同プロジェクトには、ダムおよび貯水池、パイプライン、水処理プラント、発電所の建設が含まれる。
住友生命は、資産運用を通じて、水資源の保護も含め、環境・社会へのポジティブなインパクトの創出に取り組んでおり、中長期の安定的な運用収益確保に加え、脱炭素および持続可能な社会の実現への貢献を目指している。