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イーデザイン損保、慶應義塾大学と「安全運転者のドライバーモデル構築」に関する共同研究契約を締結

イーデザイン損保と慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(以下慶應SDM)は、「交通環境のリスク評価を考慮した安全運転者の行動・習慣に基づくドライバーモデルの構築」に関する共同研究契約を締結した。インシュアテック保険会社としてお客さまや企業・自治体との“事故のない世界の共創”を進めるイーデザイン損保と慶應SDMは、本共同研究を通じて安全運転者のモデル化を推進し、ドライバーの安全運転支援を通じた交通事故削減を目指すとともに、社会全体のウェルビーイング向上に取り組んでいく。
本共同研究の具体的な内容は以下の通りである。
■背景・目的
近年では運転支援システムや自動運転システムの実現に向けた研究・開発が盛んに行われている。こうしたシステムの構築に際しては、交通環境下での危険や異常の知覚を前提とした運転者の意思決定行動をモデル化した「ドライバーモデル」が活用されている。
イーデザイン損保と慶應SDMは、イーデザイン損保に蓄積された事故データとお客さまから得られた運転データをもとに、危険な交通環境下でも事故にあわない運転者の確認行動や運転操作を分析し、新たなドライバーモデルを構築していく。これにより、急操作の回数等による評価だけではない独自の安全運転評価手法や安全運転を支援する新商品・サービスの開発につなげ、交通事故の削減を目指していく。
■共同研究の概要
イーデザイン損保は、慶應SDMとともに、以下のテーマについて研究を進めていく。
・危険な交通環境の評価
イーデザイン損保に蓄積された事故データから事故が起きやすい地点や事故形態など、事故につながる交通環境をパターン化し、各交通環境のリスクを評価するモデルを構築する。
・安全運転者のドライバーモデル
事故の起きやすい交通環境において事故にあわなかった運転者の運転挙動や確認行動プロセスを調査し、安全運転者のドライバーモデルとして定義する。
・安全運転とウェルビーイング
事故にあわなかった運転者の行動や習慣、ウェルビーイングを調査し、安全運転とウェルビーイングの関係について明らかにしていく。
■今後の展開
イーデザイン損保と慶應SDMは、本研究成果に基づき、新商品・サービスの開発や企業・自治体への情報提供などに広く活用していく。
【イーデザイン損保】
同社は、東京海上グループのインシュアテック保険会社として、「事故時の安心だけでなく、事故のない世界そのものを、お客さまと共創する。」をミッションに掲げ、事故削減につながるさまざまな取り組みを展開している。2021年11月に発売した&eでは、一人ひとりのお客さまに寄り添い、一人でも事故にあうお客さまを減らすために、IoTセンサーとスマートフォンを連携した安全運転支援サービスなどを提供している。
同社はこれからも、お客さまとともに保険業界の新しいかたちをつくることを目指して取り組んでいく。
【慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科】
慶應SDMは、安心・安全であること、環境との共生を実現すること、そして持続的に協生できることを重視した社会を構築するために教育および研究を行っている。このため、課題や関心事について関係者間で共有できるように対象とするものをシステムとして捉え、そのシステムのあるべき姿をデザインし、そしてマネジメントすることにより、現代社会の様々な問題を解決に導き、あるいは、新たな価値を提供する機会を創出することに挑戦している。

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