セゾン自動車火災、保険金お支払関連書類の電子保管サービス導入・受発送のアウトソーシングを開始
セゾン自動車火災は、保険金支払関連書類の電子保管サービス導入・受発送業務のアウトソーシングを2019年6月より開始した。
1.導入の背景・目的
顧客志向経営を目指している同社にとって、お客さまに最も近い存在となる損害サービス(保険金お支払担当)部門の事務量の多さは経営課題のひとつである。
そこで、お客さま対応時間を増やしていくために、抜本的な業務プロセス改革を検討してきた。
今回は、事故担当者の業務ウェイトのうち20~30%を占める保険金お支払書類関連の受発送業務をアウトソーシングすることに加えて、帳票の電子保管によるペーパーレス化を行い、業務効率化をはかる。
本サービスの導入により、迅速な保険金のお支払やお客さま対応時間を創出し、より一層の『安心』を提供していく。
2.サービス概要
帳票の管理に豊富な経験のある富士ゼロックス株式会社と協業し、主に以下の業務プロセス改革を行った。
<1>お客さまの“分かりやすさ”を重視した帳票の設計
お客さまとのコミュニケーションをとるための重要なツールである保険金お支払関連書類を、「見やすさ」「書きやすさ」の視点で帳票を見直した。
<2>帳票の電子保管によるペーパーレス化
帳票を電子保管することでペーパーレス化(紙量約50%削減見込み)を推進し、事故担当者の帳票仕分け作業、検索時間の短縮を実現する。
<3>帳票の発送から在庫管理までのアウトソーシング
帳票の発送から在庫管理までの業務プロセスを大幅に見直し、アウトソーシングを導入することで事務の効率化をはかる。
3.今後の取組み
今後、AI-OCR※1やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)※2などの最新デジタル技術を活用し、テキスト・画像認識、データ入力の自動化を行う予定である。
損害サービス部門の業務効率化を追求し、お客さまと向き合う時間を増やしていくことで、事故に遭われたお客さまの不安を取り除き、高品質な事故対応サービスの提供を目指していく。
※1 AI(人工知能)を活用し手書きの文字や画像を自動認識し、電子化する装置
※2 主に定型作業をルールエンジンやAIなどの技術を備えたソフトウェアのロボットが代行・自動化