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KDDIが「自転車の安全・安心利用に関する意識調査結果」を発表

「au 自転車向けほけん」を提供する KDDIは、日常的に自転車に乗る方、電動自転車に乗る方を対象に「自転車の安全・安心利用に関する意識調査」を実施した。
全国の自治体で自転車保険加入義務化の流れが拡大し、2018 年4月からは新たに京都府、埼玉県でも義務化条例が施行され、「自転車保険」への注目が集まっている。
4月6日から始まる春の全国交通安全運動や、新生活シーズンに向けて、電動アシスト自転車の危険経験などの実態を浮き彫りにするため、調査結果をまとめました。
■主な調査結果
(1) 自転車事故経験について、「自転車事故を起こした経験」は 3 割強、「自転車事故に遭った経験」は 4 割弱となった。事故を起こした場面は「出会い頭(右折時)」、事故に遭った場面は「出会い頭(左折時)」が最も高かった。
(2) 電動アシスト自転車の購入基準は「価格」(64.8%)が最も多く、次いで「安全性(58.8%)を基準にしていることが分かった。実際に購入して良かったと思った点については、「長距離移動や坂道の負担軽減」(39.9%)と便利な部分の次に「安全性」(30.2%)が多い結果となった。
(3) 電動アシスト自転車での危ない経験割合は約4割であり、最も危ないことは「ペダルを踏んだ時の急発進」(49.9%)であった。「小学生以下の子どもがいる親」は過半数以上が「重さによる転倒」と回答した。
(4) 電動アシスト自転車でのマナー違反経験は「ない」が約 4 割。マナー違反経験「あり」では「歩道を走る」が最も多かった。通勤では「雨の日の傘さし運転」、通学では「イヤホン」が多く、子供がいる親の「子供のヘルメット無着用」、「子供のシートベルト無装着」も目立った。
(5) 神奈川県川崎市で発生した、女子大生電動アシスト自転車運転中のながらスマホによる死亡事故の認知度7割強、自転車保険の認知度8割強と関心の高さが伺えるものの、保険加入率は6割弱であった。

■調査の背景
電動アシスト自転車は、これまでメインユーザーであった主婦層や、自動車免許返納の高年齢者に加え、次世代ターゲットでもある通学需要を取り込むコンセプト商品も増えており、販売は前年比 11%増加している。さらに、子ども乗せ電動アシスト自転車購入に際し、一定の条件を満たした場合の助成金制度の拡大や、通学での電動アシスト自転車の利用意向の増加など、今後さらに電動アシスト自転車の利用の伸長が推察される。
一方で、2017年12月、女子大生がスマートフォンを操作しながら電動アシスト自転車を運転し、歩行者と衝突、歩行者が死亡した事故も発生している。
このような状況の中で、より良い自転車社会の実現に向け、事故の加害者・被害者ともにリスクを考え、もしもの場合に備える必要性を訴求するため、調査結果をまとめた。
■調査概要と回答者プロフィール
(1)調査概要
調査方 法 :ウェブにより実施
調査期 間 :2018 年 2 月 20 日~2 月 26 日
調査対 象 :日常的に自転車に乗る方、電動自転車に乗る者
有効サンプル数 :1,000 名

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