新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

MS&ADホールディングス、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、LGBTQに関する「PRIDE指標2021」で「ゴールド」評価を2社同時受賞

三井住友海上ならびにあいおいニッセイ同和損保は、任意団体「workwithPride※1」(以下「wwP」)が策定した、企業・団体等におけるLGBTQ※2等の性的マイノリティへの取組みに関する評価指標「PRIDE指標2021」において、「ゴールド」を受賞した。
※1:企業などの団体において、LGBTQ等の性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体。2012年に日本アイ・ビー・エム株式会社、国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ、NPO法人グッド・エイジング・エールズが共同でLGBTQ従業者支援に関するセミナーを企画したことから運営を開始した。
※2:Lesbian、Gay、Bisexual、Transgender、Queer/Questioningの各語の頭文字をとった表現で、性的マイノリティを表す総称の1つである。
1.「PRIDE指標」の概要
「PRIDE指標」は企業・団体等の枠組みを超えてLGBTQが働きやすい職場づくりを日本で実現することを目的にwwPが策定した指標である。Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つの指標それぞれで評価を行い、獲得点数によって「レインボー」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」「ベストプラクティス」の表彰が行われる。
2.主な取組内容
同社グループはLGBTQへの理解促進に向け、社内外において様々な取組みを進めている。PRIDE指標の評価項目別の主な取組内容は、以下の通りである。
・行動宣言
MS&ADインシュアランスグループの「人権基本方針」において、性的指向や性自認などによる差別の禁止を明文化して社内外に公表するとともに、同方針の遵守を社員に徹底している。
・当事者コミュニティ
人事部内の相談窓口や健康管理センターにおいて、LGBTQに関する相談を受けられる体制を整備している。また、あいおいニッセイ同和損保では、社内SNSにLGBTQのコミュニティを立ち上げ、Ally※3の輪の拡大を推進している。
・啓発活動
全社員を対象にLGBTQに関する研修を行い、社員の意識醸成を図っている。また、「LGBT支援・理解促進ハンドブック」を作成し、LGBTQへの理解の促進につなげている。
・人事制度・プログラム
配偶者に認めている福利厚生制度の一部を同性パートナーにも認めている。また、採用においてインターンシップのエントリーシート性別欄を任意記載とした。
・社会貢献・渉外活動
wwPの活動に協賛・参画している。また、MS&ADインシュアランスグループ共催の「LGBTオープンセミナー」を実施した。
※3:LGBTQを理解し、支援するという考え方、あるいはそうした立場を明確にしている人々を指す言葉である。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

あいおいニッセイ同和損保、被災地の学校、地域の学校へベルマーク約81万点を寄贈

損保

あいおいニッセイ同和損保、所属プロゴルファー菅沼菜々選手がJLPGAツアーで優勝

損保

あいおいニッセイ同和損保、中古EVバッテリーの二次流通促進に向け、MIRAI-LABOと資本業務提携契約を締結

損保

あいおいニッセイ同和損保、テレマティクス自動車保険アプリを活用した観光促進と交通事故削減に関する共同実証実験を開始

協会・団体損保

損保協会、損害保険会社に係る個人情報保護指針に基づく対象事業者4社に対する指導を実施

損保

三井住友海上、住宅に関する商品・サービス革新に向けたプロジェクト始動

生保

ニッセイ・ウェルス生命、HDI格付けベンチマーク「クオリティ格付け」で6年連続最高評価の『三つ星』を獲得

損保

三井住友海上、三井住友海上文化財団による2025年度「コンサート開催地」および「助成先」決定

損保

三井住友海上、テーマパーク専用リスクコンサルティングサービスを開発

生保

メットライフ生命、子育てサポート企業として厚生労働省より「くるみん認定」を取得