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三井住友海上、洋上ウィンドファームのリスクマネジメントに関する国際ガイドライン「洋上活動の実施規則(Offshore Code of Practice)」和訳版を発行

三井住友海上とMS&ADインターリスク総研は、今般、日本における洋上風力発電の普及を支援すべく、洋上ウィンドファーム(洋上風力発電所)の建設中におけるリスクマネジメントに関する国際ガイドライン「洋上活動の実施規則(Offshore Code of Practice)」の和訳版を発行した。
本ガイドラインの原版(ドイツ語版および英語版)は、ドイツ保険協会が元受保険会社、再保険会社、保険仲立人といった保険業界に留まらず、機器製造業者、建設業者、金融機関、コンサルタント、認証会社といった各種業界関係者の協力を得て作成されたものである。洋上風力発電事業に関わる多数の専門家の知見に基づいて作成された本ガイドラインは、日本において同事業に携わる多くの人にとっても有益との考えから、和訳版を発行するに至った。
1.国際ガイドライン作成の経緯
欧州において、洋上風力発電は再生可能エネルギーの中心的役割を果たしており、機器製造や建設といった関連産業は一大産業へと成長している。しかしながら、大規模かつ複雑なプロジェクトであることに加えて、水深の深い地域における洋上ウィンドファーム設置の経験が限定的であることなどから、数多くのリスクが伴う。リスクマネジメントを適切に実施することにより潜在リスクを早期に発見し、リスク発現の防止・軽減につなげるため、本ガイドラインが作成された。
2.本ガイドラインの構成
洋上ウィンドファームの建設におけるリスクマネジメントの考え方・プロセス・評価方法やマリンワランティサーベイヤー(※)の業務と責任分野を取り上げている。また、調査・輸送・洋上建設・組立・試運転といったプロセスにおける作業リスクと保護対策を表形式で示し、リスクに関する総合的な評価を記述している。作業リスクは低・中・高・超高の4段階に、保護対策の評価は非常に良好・適切・不十分の3段階に当てはめ、作業リスクおよび保護対策の評価をもとにリスクを4段階に再分類することで、各作業における重大なリスクが明確に示されている。
(※)洋上ウィンドファーム建設の各プロセスを監視し、合意した手順を遵守しているか検証する第三者機関のこと。

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