損保ジャパン、元保険募集人による金銭の不正受領が発覚
損保ジャパンは、同社が委託している代理店の元募集人(以下「行為者」)が保険証券を偽造し、不正に金銭を受領した疑義を把握した。
募集人の管理・指導についてより一層の徹底をはかり、このような事案の再発防止に努めていく。
同社では、被害の実態把握に向け引き続き調査中であるが、被害の拡大を防止する観点等から以下のとおり公表した。
1.行為者(疑義)
(1)行為者氏名:久住 久子(くすみ ひさこ)78歳(2024年8月募集人廃止済)
(2)所属代理店:2002年4月~2011年7月 いずみ(所在地:新潟県上越市、代理店廃止済)
2011年8月~2024年8月 有限会社高田寺町(所在地:新潟県上越市)
2.事案の概要
同社は、行為者が長年に渡り、積立型の保険証券等を偽造し、お客さまから金銭(現時点で把握している疑義金額約8千万円)を不正に受領していた疑義があることを、2024年11月29日に当該代理店から報告を受けた。その後、複数のお客さまのお話と、偽造証券の現物を確認する中で、行為者による金銭の不正受領疑義であると判断した。
被害に遭われたお客さまには個別に相談と対応を進めており、また、同社にて然るべき捜査機関への相談と監督官庁への連絡も行っている。
なお、偽造された保険証券の代理店は、「寺町いずみ」「いずみ」と表記されているものがあることを確認している。