大同火災、オキナワ・スタートアップ・プログラムで採択された 株式会社バタフライピー研究所との資本業務提携
大同火災と、オキナワ・スタートアップ・プログラムで採択された株式会社バタフライピー研究所(以下「バタフライピー研究所」)は、この度、沖縄での持続可能な社会の実現を目指し、資本業務提携を行った。
1.背景および目的
大規模自然災害のリスクが年々高まる中で、農業分野の担い手不足の課題解決に向けては、省力化や環境負荷低減に加え、自然災害発生時にもレジリエンスの高い農業形態の創出が求められている。
このような中、バタフライピー研究所は、「人と地球を健康に」という企業理念を基に、独自のバタフライピー栽培方法により、沖縄県内において耕作放棄地を活用した無農薬栽培、高齢農家や障碍者雇用を実現するとともに、放棄地再生と不耕起栽培技術を生かした脱炭素促進への貢献も期待されている。加えて、バタフライピーの六次産業化を通じて、ヘルスケア領域の研究開発や様々な環境問題の解決、サステナブルな事業共創に取り組んでいるスタートアップである。
同社も、2022年度より「サステナビリティ経営の実践」を経営方針に掲げ、損害保険事業を通じて沖縄の社会・経済の発展に貢献するとともに、地域生活の根底にある地球環境を守ることも優先課題と捉え、地域経済の持続可能な社会の実現を目指し、活動を続けている。
本提携により、両社のリソースを活用し、脱炭素事業を推進するとともに、災害に強い農業形態の構築への協力を通して、地域経済の活性化と持続可能な社会の実現に寄与していく。
2.提携の内容
大同火災とバタフライピー研究所は、農業従事者の課題解決に貢献するとともに、バタフライピーの根から生まれる根粒菌を活用した不耕起栽培技術による耕作放棄地の再生や、CO2吸収固定効果等を活用した脱炭素社会づくりを推進する。また、沖縄県産バタフライピーを活用した新たな産業化におけるリスク分析と対応策の共同研究・開発を行い、沖縄での持続可能な社会の実現に向けた連携を進めていく。
3.株式会社バタフライピー研究所の会社概要
2021年に沖縄県で創業、国内初のバタフライピーの大量栽培技術の確立に成功。「バタフライピーの供給を通じて、人と地球を健康にする」ことを企業理念とし、日本を中心としたバタフライピーの六次産業化を推進し、バタフライピーなどを活用した飲料・食品、化粧品等の商品開発・販売を行うとともに、バタフライピーに関する研究開発を行っている。