三井住友海上、体験型防災学習コンテンツ「親子で防災&保険ワークショップ」を開発
三井住友海上は、親子が災害時に備えておくべきことを話し合い、学ぶことができる、体験型の防災教育コンテンツ「親子で防災&保険ワークショップ」※1(以下「本コンテンツ」)を開発した。
同社は、お客さまの防災・減災教育を支援し、災害に強く安心・安全な社会づくりに貢献することで、災害・事故時の補償にとどまらない、新たな価値を提供していく。
※1:制作協力株式会社NHKエデュケーショナル
1.背景
東日本大震災の教訓を踏まえ、学校での教育のみならず、日常生活に根ざしたより実践的な防災知識・避難行動を学ぶ機会を増やすことが必要とされている。
内閣府が令和4年に行った防災に関する世論調査※2によると、防災・減災の自助取組である「食料・水の準備」「家具の固定」は約40%にとどまり、また、災害に関して「家族や身近な人と話し合ったことがない人」は35%以上、そのうちの約60%が「話し合うきっかけがない」ことを原因に挙げている。
このような中、同社は防災について親子が一緒に話し合い、楽しみながら学べる、本コンテンツを開発した。
※2:令和6年版防災白書https://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/r6.html
2.本コンテンツの概要
本コンテンツは、親子が防災について同じテーマやシチュエーションで考え会話し、答えを導き出すことを目指している。NHK Eテレ教育番組「アイラブみー」のキャラクター「みー」を起用することで、子どもたちの興味を引き、親子で防災について話し合うきっかけを作る。
(1)「きみならどうする?防災スタンプラリー~こども防災クロスロード~」※3
防災シミュレーションゲーム「クロスロード」※4を活用したスタンプラリーである。
参加者は、「火事のピンチ」「ひなんのピンチ」などのシチュエーションで様々な選択を迫られ、災害時の行動を考える力を養いる。
また、参加後に配布する「ピンチをのりこえるヒント集」では、防災知識だけでなく、親子で災害に関連した保険のマメ知識についても学べる。
※3:監修京都大学防災研究所矢守克也教授
※4:「クロスロード」はチーム・クロスロードの著作物で登録商標である。
(2)親子ワークショップおでかけ防災リュック
子どもが普段使用するリュックサックを題材とした体験型のセミナーである。お出かけ用リュックと日常生活グッズが描かれたアイテムカードを使い、災害時の様々な活用方法を学ぶ。
また、2つの側面(「命を守る」「心を守る」)から必要なグッズを考えるフリーカードを活用し、親子が自分ならではの防災リュックを作り上げることも目指していく。
3.今後の展開
同社は、本コンテンツの地域主催イベント等への出展を通じて、防災・減災と保険の教育推進に取り組み、社会課題の解決に貢献していく。