新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

三井住友海上、凍結卵子専用保険の提供開始

三井住友海上とLIFEBANK株式会社は、4月から、LIFEBANKが提供する卵子バンク※の利用者向けに専用保険の提供を開始する。
LIFEBANKは、卵子バンクの凍結卵子を対象に、今回開発した専用保険を無償で付帯する。
※LIFEBANKが2020年7月に開始した、卵子保管コンシェルジュとして、カウンセリングから提携医療機関の
アレンジおよび紹介、輸送、保管まで一括して行う未受精卵子の凍結保管サービス。
1.凍結卵子専用保険の特長
(1)保険の対象:卵子バンクを利用した全ての凍結卵子(採卵時の年齢が39歳以上の場合は対象外)
(2)補償内容:未受精卵子の凍結後、融解までの間に偶然な事故により凍結卵子に生じた損害を補償
(3)保険金額:保険の対象の採卵および凍結に要した費用(1個あたり25,000円が限度)
(4)保険料:LIFEBANKが保険料を負担し、利用者へ無償で提供
2.開発の背景
将来の妊娠・出産に備えて卵子を保管する卵子凍結保管が社会的な注目を集める中、福利厚生として支援する企業も出てきている。また、女性活躍推進や少子化対策の一環として、東京都は一定の要件を満たした女性に対して、卵子凍結に係る費用(最大30万円まで)への助成を2023年から開始した。地方公共団体による後押しも始まり、今後はさらに卵子凍結保管のニーズが高まるものと見込まれる。
一方、卵子凍結保管は高額な費用が掛かる上に、凍結卵子への偶発的な事故は補償されないことが一般的である。そこで、LIFEBANKと三井住友海上は、より多くの女性の選択肢と可能性を広げるとともに、利用者の安心感の向上を目指し、業界で初めて卵子凍結保管の専用保険を開発した。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

MS&ADインターリスク総研、三井住友海上から自治体に提供された損害調査データを活用した水災罹災証明発行の早期化に向けた概念実証を実施

生保

ライフネット生命、発売から1年、若い世代が「定期医療保険」を支持、販売レポートを公開

生保

第一生命、ココヘリ捜索・救助費用ほけん「ONE(ワン)」(正式名称:捜索・救助費用保険)を第一スマート少額短期保険より提供開始

損保

損保ジャパン、Mysurance、自分で選ぶ賃貸火災保険クロネコ「家財もしも保険」の提供開始

損保

三井住友海上、社員専用教育プログラム「MSCo-Innovationカレッジ」開設

生保

オリックス生命、死亡保険「円建終身保険Yen Can」を発売

生保

SBI生命、団体信用生命保険に新付帯サービス「近隣トラブル解決支援サービス」を導入

生保

ニッセイ・ウェルス生命、『積立金区分型終身保険特約(確定積増型)付指定通貨建特別終身保険』を販売開始

生保

PGF生命、鳥取銀行で「そだてる年金US」を販売開始

損保

三井住友海上、「AIオンデマンド交通」を通じた交通空白解消に向け取組開始