あいおいニッセイ同和損保、疾患リスクチェック機能を搭載した運送事業者向けアプリ「DXセルフチェック」を開発
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あいおいニッセイ同和損保と株式会社ライフサポート(以下「ライフサポート」)は、ドライバーが頭痛などの自覚症状をスマートフォンで入力するだけで、脳・心臓疾患等の疾病リスクを可視化し、受診促進や各種健康サービスを案内する「DXセルフチェック」アプリ(以下、本アプリ)を共同開発し、2023年8月より運送事業者向けに提供を開始する。
1.アプリ開発の背景・目的
近年、交通事故件数は減少傾向にあるものの、事業用自動車での健康状態に起因して発生する交通事故(以下、健康起因事故)は高止まりの状況にある。ドライバーの高齢化や定期健康診断の不徹底、健康管理の意識不足などによって引き起こされる健康起因事故を防止するためには、主要疾病の早期発見に有効なスクリーニング検査が有効とされている。しかし、ドライバー不足やコストの負担感を背景に、運送事業者における受診率は約16%と未だ低い状況が続いており、対策が急務となっている。
そこで今般、多くの運送事業者と取引があり、中期経営計画の核となる考え方である「CSV×DX」のもと「事故を起こさない保険」という新たな価値提供を目指すあいおいニッセイ同和損保と、スマートフォンを活用した健康管理システムの開発・提供を行うライフサポートは、本アプリを開発し、運送事業者向けに健康起因事故防止につながる各種サービスを提供していくこととした。
2.概要
(1)DXセルフチェックについて
●リスクの可視化
・ドライバーが「意識をなくしたことがある」「めまいがある」などの計43(脳疾患16項目、心臓14項目、睡眠時無呼吸症候群13項目)の自覚症状に関する質問やテストに定期的に回答し、脳・心臓疾患等の疾病におけるハイリスク者を抽出
・ドライバー自身が健康意識の向上や生活習慣の見直しにつなげることを目的に、回答内容をアプリ上で可視化
●受診の促進
・ハイリスク者へ優先的な受診促進を事業者に提案
・安価な専門医療機関を紹介する機能を付帯
3.今後の展開
両社は、社会課題の解決に資する商品・サービスのラインアップの拡充・機能向上を進め、持続可能な企業活動、安全・安心な労働環境構築の促進といった共通価値創造に貢献していく。