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共栄火災、自転車ユーザーにみる「自転車の利用実態と安全運転に関する意識調査」を実施

共栄火災は、5月の自転車月間に合わせ、全国の20歳~60歳以上の方、1,073名を対象に「自転車の利用実態と安全運転に関する意識調査」を実施した。
自転車はコロナ禍で利便性の高い移動手段であると再注目され、その販売市場も大きく拡大している。
本調査は、日常生活での移動手段として月に1回以上、自転車を利用されている方々の日頃の利用実態を把握するとともに、自転車事故を防ぐために普段から気をつけていること、さらに各地域で施行が進められている自転車保険の加入を義務づける条例についての認知度と自転車保険への加入状況を明らかにすることで、自転車での事故を未然に防ぎ、より安全に安心して利用することの一考察として、昨年に引き続き、実施したものである。
《調査結果サマリー》
<自転車の利用実態は・・・>
1.増える電動アシスト自転車利用
前回と比べて利用している自転車の種類で唯一増えたのが電動アシスト自転車でした(前回19%、今回20.6%)。その電動アシスト自転車を購入(利用)されたきっかけについて尋ねたところ、30代では4割の方が、40代では3割の方が「子どもの送迎」と回答された。これに対して、50代、60代以上では約6割の方が「坂道などの運転の補助」と回答され、年代によっての電動アシスト自転車購入のきっかけに違いが見られた。
2.コロナ禍で増える自転車利用
長期化するコロナ禍にあって、自転車を利用する頻度が増えたとの回答は、前回の28.8%から今回33.7%と4.9%増え、その中でも「業務・仕事での移動時の自転車利用」が増加(前回15.8%、今回18.4%)していることが明らかになった。
また、年代別には20代で自転車利用の頻度が増えており(前回46.5%、今回59.9%)、自転車利用の場面では、「通勤・通学」が54.4%と過半数を占め、また、「業務・仕事での移動」も33.2%と前回(28.8%)から増え、若年層での自転車利用度の高さがうかがえた。
<自転車事故を防ぐために気をつけていることは・・・>
3.「危ない」と感じる運転項目のすべてが増加
前回に引き続き、自転車の運転で「危ない」と感じたことを18項目設定し、回答があったが、すべての項目で増加が見られた。自転車運転の「危ない」ワースト5は、「スマートフォン、携帯電話を使用しながらの運転」が67.8%(前回56.5%)、「自転車の急な飛び出し」が64%(前回61.5%)、「夜間での無灯火運転」が52.9%(前回43.9%)、「傘を差しながらの運転」が52%(前回47.2%)、「スピードの出し過ぎ」が43.2%(前回35.1%)となった。自転車利用の頻度が増える一方で、「危ない」と感じる場面も多くなっていることがわかった。とくに「スマートフォン、携帯電話を使用しながらの運転」は前回と比べて11.3%も増えており、法令やマナーを守った安全運転が求められる。
4.自転車事故防止の1位は「一人ひとりの注意」
自転車事故を防ぐために必要なことをうかがったところ、「自転車に乗る一人ひとりの注意」が49.8%(前回47.6%)と、最も多い回答結果となった。とくに50代で54.8%、60代以上では58.5%と年齢が高くなるに従って、「個人の注意が事故の防止につながる」と認識されている傾向が高くなっている。
<自転車保険の加入実態は・・・>
5.年代が高い世代ほど自転車保険が必要と認識
自転車保険の加入状況は、「加入している」は65.2%で、前回の60.9%から4.3%増えた。これに「加入を検討している」の13.4%を加えると78.6%という結果となり、この傾向は、50代で86.4%、60代以上で80.2%と8割を超え、年代が高い世代ほど自転車保険が必要と認識している方が多いことがうかがえる。
一方、自転車保険に加入していない方々に「その理由」を尋ねたところ、他の理由と比較して40ポイント以上もの大差で「保険料の負担」と回答しており、この傾向は年代による差も見られなかった。

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