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東京海上日動、千葉市内での通院サポートプログラム実証実験を開始

東京海上日動、デロイトトーマツコンサルティング合同会社、ケアプロ株式会社、株式会社電脳交通、株式会社千葉薬品、学校法人大乗淑徳学園淑徳大学他2者は千葉市を拠点として、診療予約とタクシー配車を繋ぐ医療MaaSアプリを活用した通院サポ―トプログラムの実証実験を2022年5月から開始する。
医療MaaSサービスの提供を通じて、移動困難者の通院を支援することで、「治療継続率の向上」、「QOL(Quality of Life)向上」を目指す。
1.背景・目的
近年、免許返納後の高齢者や慢性疾患の罹患者増加に伴い、移動困難者が増加しており、MaaSは様々なデジタルイノベーションの手段として医療分野での活用が注目されている。身体機能が低下している患者の皆様には、通院での治療継続率の低下や、日常における外出機会の低下等の課題があり、MaaSの導入による課題の解決が期待されている。
このような中、東京海上日動は、診療予約とタクシー配車を繋ぐアプリ「ZQN!」を開発し、参画事業者と共同で、国家戦略特区である千葉市を拠点とした移動困難者の通院を支援する医療MaaSに関する実証実験を行うこととした。
2.実証実験の概要
・実証目的:通院に不便を感じている患者の皆様、また、病院への付き添い等が負担になっている患者の家族の皆様に対して、診療予約に合わせた配車予約・介助士の移動支援を行うサービスが、治療継続・治療満足度向上につながるかを検証する。
・実証期間 2022年5月9日~8月10日
・実証場所 千葉県千葉市
・対象者 千葉市立青葉病院、千葉市立海浜病院に通院される千葉市在住患者の皆様
・提携タクシー会社 千葉構内タクシー、エミタスタクシー
3.今後について
本実証実験で検証した結果を踏まえ、千葉市内における通院サポートプログラムの導入を検討していく。医療MaaSサービスの提供を通じた「治療継続率の向上」「QOL(Quality of Life)向上」を実現していく。
また今回千葉市で検証するモデルを活用し、将来的にはスーパーシティ・スマートシティを目指す他自治体への展開にも取り組んでいく。

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