損保ジャパンとSOMPOリスク、AI技術を活用した自動引受プラットフォーム開発に向けプランク社と協業開始
損保ジャパンおよびSOMPOリスクマネジメント株式会社(以下「SOMPOリスク」)は、イスラエルのスタートアップ企業である Planck Resolution Ltd(CEO: Elad Tsur、以下「プランク社」)と、最先端のAI技術を活用した損保ジャパンの保険引受に必要なリスク分析ソリューションの共同開発・運用のための協業を2021年8月から開始する。
○背景・目的
自然災害の多発や激甚化、新型コロナウイルスの感染拡大等により、企業を取り巻くリスクは急速に変化・複雑化している。このような環境のなか、自社の取り巻くリスクを正しく把握し、リスクに応じたきめ細やかな補償に対する企業のニーズが高まっている。
こうした背景を踏まえ、AI技術を活用したお客さまのリスク情報の収集・分析を行うプラットフォームの導入と保険引受への活用に向けて、プランク社と協業することを合意した。
○協業の概要
プランク社は、オンライン上に存在する様々なデータ(画像、テキスト、ビデオ、インターネット上でのユーザーコメントなど)を自動で収集・分析することにより個々の企業のリスク情報を推定するAI技術の開発を行っており、本AI技術を活用して自動的に保険の引受ができるプラットフォームを、米国およびドイツの大手保険会社向けに提供している。
これまで、上記3社およびSOMPOホールディングスは、共同で日本市場での展開に向けた技術検証を行ってきた。このたび、日本における本AI技術導入の目途が立ったため、損保ジャパンの中小企業のお客さま向けリスク分析ソリューション開発のために協業することを合意した。
本協業を通じて、これまで困難であった中小企業のお客さまが抱えるリスクを詳細に分析するプラットフォームを構築する。これにより、中小企業のお客さまそれぞれのリスクに応じたきめ細やかな保険商品、リスクソリューションサービスの提案や、シンプル・簡単に保険に加入してもらえる仕組み等、従来にない圧倒的なお客さま体験と保険募集における効率化の実現を目指す。
○今後について
損保ジャパンおよびSOMPOリスクは、常にお客さま目線で変わりゆくニーズに応え、プランク社の技術力も活かし、他に類を見ない新たなお客さま体験価値を創造・提供していくことを目指す。