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損保ジャパン、「逃げ地図」づくりワークショップの開催について災害に強い地域社会づくりに向けた、北海道大学大学院、日本都市計画家協会との協働

損保ジャパンは、災害に強い地域社会づくりを目指し、北海道大学大学院工学研究院と認定NPO法人日本都市計画家協会「逃げ地図研究会」との協働により、「逃げ地図」づくりワークショップを開催した。
※「逃げ地図」は株式会社日建設計の登録商標である。https://www.nikken.co.jp/ja/insights/benefits_of_the_escape_map.html
詳細は「逃げ地図」ホームページを参照。https://nigechizu.jsurp.jp
1.背景・経緯
逃げ地図」づくりとは、目標とする避難地点までの時間を色鉛筆で塗分ける手作りの地図で、道路や通路が色塗りされることで直感的に危険な場所や逃げる方向を理解することがでく。住民などが自ら作成すること、地図を見ながら参加者同士で話し合うことが、ワークショップの特徴である。地域課題の発見や世代間のリスクコミュニケーション促進にもつながる。
損保ジャパンは、2023年4月に日本都市計画家協会に設立された「逃げ地図研究会」(会長:山本俊哉)に参画し、「逃げ地図」づくりの社会実装に向けた普及活動を行っている。このたび、北海道初となるワークショップを開催した。
2.概要
・開催日:2023年11月13日(月)
・開催場所:北海道札幌市中央区大通西5丁目損保ジャパン札幌大通ビル
・参加者:北海道大学大学院工学研究院瀬戸口剛研究室、日本都市計画家協会「逃げ地図研究会」、株式会社日建設計、石塚計画デザイン事務所、函館市役所都市計画課、SOMPOケア株式会社、損保ジャパンキャリアビューロー株式会社、損保ジャパン札幌支店、損保ジャパン札幌自動車営業部 合計38名
・「逃げ地図」の対象地区:函館市亀田港町、函館市高盛町
3.当日の様子
冒頭、北海道大学大学院瀬戸口剛研究室から、津波避難シミュレーションの研究発表が行われ、海に面した函館地域の津波リスクを全員で共有した。また、北海道では夏と冬で積雪により避難条件が大きく異なることから、「逃げ地図」で使う地図は、(1)夏の徒歩避難(2)冬の徒歩避難(3)自動車による避難、と3つの異なる条件設定で作成した。各チームには、大学院生を含む産官学の参加者を混在させたところ、チームごとに活発なコミュニケーションが行われ、防災・減災における自助と共助への意識が高まった。
<参加者からの声>
・共同で作業して、成果が得られ、とても楽しめた。
・自治体・地域住民・インフラ企業等と本気で防災について考えるリスクコミュニケーションツールとして非常に有効。
・小中学校での実施、修学旅行先に行く前に逃げ地図づくりを行って訪問時に実際に行く、外国籍の方が働く会社や留学生向けにも拡張する、と言ったアイデアも考えられる。
4.今後
損保ジャパンは、あらゆるステークホルダーとの協働により、災害に強い地域社会づくりを通じて事故・災害で悲しむ人をゼロにするという究極的な目標に向けて積極的に取り組む。また、「“安心・安全・健康のテーマパーク”により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」というSOMPOのパーパス実現に向けて、ブランドスローガン「InnovationforWellbeing」を具現化する取組みを通じてサステナブルな社会の実現に貢献していく。

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