新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

セゾン自動車火災、国立大学法人初となる東京大学債(ソーシャルボンド)に投資

セゾン自動車火災は、このたび、国立大学法人東京大学(以下「東京大学」)が国立大学法人債として初めて起債するソーシャルボンド※(以下「本債券」)への投資を決定した。
※ソーシャルボンドとは、「社会貢献債」とも呼ばれ、社会的課題の解決に資するプロジェクト(ソーシャルプロジェクト)の資金調達のために発行される債券である。
1.本債券について
東京大学は、2015年に公表した「東京大学ビジョン2020」において「知の協創の世界拠点」となることを掲げ、社会と連携してより良い未来社会を築くため、持続可能な開発目標(SDGs)に基づいた様々な活動を展開しており、FSI※事業を通じ、SDGsの達成に資する様々な研究教育プロジェクトを推進し、複雑化する社会課題の解決を目指している。
本債券への投資資金は、最先端大型研究施設の整備やウィズコロナ、ポストコロナ社会における知の価値化・共有化に適したキャンパス整備促進などのFSI事業に充てられることから、SDGs債としての投資意義が特徴としてあげられる。
※FSI(FutureSocietyInitiative:未来社会協創)とは、教育と研究に加えて、複雑化する社会課題の解決を新たなミッションと認識し、文理を超えた「知」を駆使して、より良い未来社会の構築に向けて協創すること
<本債券の概要>
銘柄   第1回国立大学法人東京大学債券
年限   40年
発行総額 200億円
なお、本債券はICMA(InternationalCapitalMarketAssociation/国際資本市場協会)が定義するソーシャルボンド原則2020に適合する旨、日本格付研究所(JCR)からSocial1(F)を取得している。
2.本債券への投資
本債券への投資は、社会変革を駆動する東京大学の取組み支援に繋がり、持続可能な社会の実現に寄与するものと考え、投資を決定した。
セゾン自動車火災は、「社会的責任の遂行」を経営基本方針の一つに掲げ、SDGsの達成に貢献することを目指しており、ESG投資の一環として取り組むものである。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

第一生命、日本国が発行するクライメート・トランジション利付国債へ投資

生保

太陽生命、大同生命、横浜高速鉄道が発行する「グリーンボンド」に投資

生保

住友生命、米国子会社Symetraに増資

生保

日本生命、HYUGA PRIMARY CARE株式会社へ初のニッセイ・カーボンオフセットローンを実行

損保

東京海上ホールディングス、投資単位の引下げに関する考え方および方針等を発表

生保

大同生命、大阪市とのESCO事業に対するみずほ東芝リース株式会社向け融資を実施

共済損保

JA共済連、インパクト債券ファンドに投資

生保

T&Dフィナンシャル生命、福岡県ワンヘルスボンドに投資

生保

太陽生命、「J.フロントリテイリング株式会社」が発行する「サステナビリティボンド」への投資を実施

生保

かんぽ生命、国内上場企業を対象としたシステムチェンジ志向のインパクト投資ファンドの運用を開始