生保協会、生命保険会社の資産運用を通じた「株式市場の活性化」と「持続可能な社会の実現」に向けた取組みを実施
生保協会は、株主・投資家双方の立場から、株式市場の活性化・持続可能な社会の実現に向けた提言をとりまとめた報告書(以下、「報告書」)を公表した。本取組みは、1974年度より50年間以上にわたり継続的に実施している。
この度、株式市場活性化と持続可能な社会の実現を企図した2025年の活動内容等について、企業(上場企業1,200社)および投資家(生命保険会社等の機関投資家179社)に対しアンケートを実施した。
上記アンケートの分析結果をもとに、資本コストや株価を意識した経営や、企業と投資家の対話の推進、開示の充実等に対し高まる社会的な要請を踏まえ、提言内容を見直した。
<見直し等を実施した主な提言内容>※提言の順序を入れ替えた上で、『』部分を修正または追加
・東京証券取引所が要請する「資本コストや株価を意識した経営」について、企業・投資家ともに多くが対応している/評価できると回答しており、引き続き日本企業は前向きな対応・開示をしている。一方で、依然として半数以上の投資家が日本企業のROE水準は資本コストを下回っていると回答しており、企業・投資家間の認識ギャップは十分に解消していない状況。また、投資家は対話内容も踏まえた中期経営計画等の策定と開示を期待している。
・取締役会の実効性向上に向けては、半数の投資家が「取締役会全体の経験や専門性のバランス」について課題に感じており、社内外の各取締役の経験や専門性を考慮した、スキルのバランスが取れた取締役会を構築することが期待されている。
・以上を踏まえ、「経営目標/財務戦略」「ガバナンスの向上」「対話の質の向上」に関して新たな提言及び提言内容の一部変更を実施。
●変更
【提言①】資本コストや資本収益性の分析・評価に基づく、『投資家の期待を踏まえた』ROE等の資本収益性目標設定と水準向上に向けた取組の推進
【提言②】『株主還元とのバランスや事業特性を考慮した、』経営戦略と連動した中長期的な投資戦略(人的資本・知的財産への投資を含む)『の策定・実行』
【提言③】株主還元を含む財務・資本戦略の投資家への十分な説明と、『同戦略を踏まえた株主還元の継続』(配当性向30%以上)
【提言⑥】経営層の対話への『積極的な』関与、『対話内容も踏まえた中期経営計画等の策定と開示』
●追加
【提言④】各取締役の経験や専門性といったスキルのバランスがとれた取締役構成による、取締役会の実効性向上
同会は、責任投融資やスチュワードシップ活動の取組みを積極的に推進し、生命保険会社が「責任ある機関投資家」としての役割を一層発揮することで、社会課題の解決に貢献していく。
本報告書を通じ、日本の株式市場の更なる活性化と、持続可能な社会の実現に向けた企業、投資家等による取組みがさらに進展する一助になることを期待するとしている。
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