損保ジャパン、市民参加型の生物多様性保全活動「SAVE JAPANプロジェクト」2025-2026第Vフェーズ(発展期)ネイチャーポジティブの実現へ
損保ジャパンは、2011年から、認定特定非営利活動法人日本NPOセンター(以下「日本NPOセンター」)、地域のNPO支援センター、環境NPOと協働で、市民参加型の生物多様性保全活動を行う「SAVE JAPANプロジェクト」を全国で展開している。活動開始から間もなく15年を迎え、ネイチャーポジティブの実現を目指し、環境省の後援を得て、国立研究開発法人国立環境研究所気候変動適応センターの副センター長である西廣淳氏をアドバイザーに迎える。
1.「SAVE JAPANプロジェクト」の概要
保険の加入時に、お客さまにWeb約款・Web証券を選択した場合等に削減できたコストの一部を活用して寄付を行い、日本NPOセンター、地域のNPO支援センター、環境NPOと協働で、市民参加型の生物多様性保全活動を行うプロジェクトである。
2.これまでの成果
300種を超える希少生物種の保全活動を行うと共に、2025年3月までに延べ1,157回のイベントを開催し、68,600人を超える人が参加した。
2023年からは、2030年までに陸域・海域の30%以上を保全する世界目標「30by30(サーティバイサーティ)」に寄与する「自然共生サイト」登録を目指す取組みと、生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の促進に資する活動を支援している。「自然共生サイト」には3カ所登録された。
3.第Vフェーズ(発展期)で目指すもの
自然に根差した社会課題解決策「NbS(Nature-based Solutions)*」や「グリーンインフラ」の考え方を取り入れた活動、防災・減災など地域コミュニティの強化への貢献、「自然共生サイト」の普及を目指す。西廣淳氏の専門的な知見をもとに取組みを進めていく。
*:自然の力を活用して、生態系と人間の両方に利益をもたらしながら、気候変動や自然災害、食料安全保障などの社会課題を解決する取組みのことを指す。
4.今後について
損保ジャパンは、地域のあらゆるステークホルダーと協働して、生物多様性保全を通じて地域コミュニティの強化に取り組み、「損保ジャパンでよかった。SOMPOで良かった。」と言ってもらえるよう、地域課題の解決に貢献していく。