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SBI損保、Copilot for Microsoft365の社内活用を開始

SBI損保は、生成AIを通じた業務効率化と価値創造を目指して、生成AIツール「Microsoft Copilot for Microsoft365」(※1)(※2)(以下、「Copilot for Microsoft365」)を導入することを決定し、7月から順次利用を開始した。
導入したのは、米国Microsoft Corporationが提供するMicrosoft365アプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、MicrosoftTeams、Outlookなど)に組み込まれた生成AIツールCopilot for Microsoft365。目下では、社内の各部門の市民データサイエンティスト等のメンバーを中心に、オンライン会議での議事録自動生成やOutlookでのメール要約・下書き作成などでの活用を開始しており、議事録自動生成では年間672時間の労働時間削減効果を見込んでいる。
SBIグループでは、従来よりAIを活用した業務効率化・コスト削減に取り組んでいる。2023年7月1日には、親会社であるSBIホールディングスがSBI生成AI室を設立しており、SBIグループ全体で生成AIの活用に取り組んでいる。SBI損保では、2023年8月に生成AI取り組み方針を決議するとともに、SBI生成AI室への出向社員を中心として生成AIの導入を推進してきた。社内でのAI活用促進の取り組みとして、部門横断で生成AIの活用領域を検討するワークショップや、社内におけるAIアシスタントCopilotの活用、ナレッジの蓄積・共有・活用などに取り組んできた。
SBI損保は今後、Copilot for Microsoft365の各部門での活用を促進し、生成AIによるさらなる業務効率化を目指す。また各部門の市民データサイエンティスト等を中心に、全社員にAI活用文化を定着させるとともに、顧客接点への活用の検討を進めていく。

SBI損保は、経営方針に「テクノロジーの力で新たな価値を創造する」を揚げており、生成AIの活用によって業務効率化および顧客利便性の向上に努めていく。
※1 Microsoft、Microsoft365は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標、または商標である。
※2 Microsoft365は、Microsoft Corporationが提供するサービスの名称である。

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