あいおいニッセイ同和損保、代理店による保険会社へのメール連絡に伴う個人情報漏洩が判明
あいおいニッセイ同和損保は、同社が損害保険代理店業務(以下、代理店業務)を委託している複数の乗合代理店で、同社の顧客情報を、顧客の了解を得ずに代理店業務を委託している他の損害保険会社へ送付していたことが判明した。
同社は本件を真摯に受け止め、漏えいの原因や規模等を調査の上、二度と同様の事象を発生させないよう、全社員および代理店に対する顧客情報管理の再教育・再徹底を行い、再発防止策を講じていく。
なお、現時点で顧客情報が乗合保険会社以外の第三者へ送付された事実、顧客情報が不正使用された事実は確認されておらず、また、顧客情報にはセンシティブ(機微)情報が含まれていないことを確認している。
1.事案の概要
同社を含む複数の損害保険会社から代理店業務の委託を受けている乗合代理店において、証券番号や契約者氏名といった顧客情報を、複数拠点を有する代理店の本部から各拠点へメール発信した際に、そのメールのカーボンコピーに代理店業務を委託する複数の損保会社の担当者を設定し、メール発信が行われていたことが判明した。
また、同様に同社が他の損害保険会社の顧客情報をメール受信していたケースも確認している。
2.情報漏えいの影響
(1)疑義を含む対象代理店数
・176店(2024年5月23日時点)
※上記代理店に対しては既に適切な対応を実施しており、現在同様の事象は発生していない
(2)漏えいした個人情報
・証券番号、契約者氏名、満期日、引受保険会社など(2024年5月23日時点)
4.今後の対応について
現在、全ての乗合代理店で同様の事象が発生していないか調査を進めており、今後の調査状況については、随時、速やかに公表する。