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日本地震再保険、日本国が発行するクライメート・トランジション利付国債に投資

日本地震再保険は、このほど、日本国が発行する「クライメート・トランジション利付国債」(以下、当債券)への投資を実施した。
当債券は、世界初の国によるトランジション・ボンドであり、調達する資金の使途やレポーティング方法等を示したフレームワークを策定したうえで、国際標準への準拠について評価機関からの認証(セカンド・パーティ・オピニオン)を取得した、脱炭素成長型経済構造移行債(GX経済移行債)の個別銘柄として発行される。
資金使途は、当該フレームワークを満たすものとして、日本政府が選定した研究開発資金及び補助金プログラム等となる。民間のみでは投資判断が真に困難な事業であって、排出削減と産業競争力強化・経済成長の実現に貢献する分野への投資に優先順位をつけて、使途の対象とすることとされている。
当債券への投資を通じて、脱炭素社会の実現に資するため事業へ資金提供することは、同社の温室効果ガス排出量の抑制・削減等の実現に向けた環境負荷軽減の取り組みにつながる。同社は、今後も脱炭素社会の実現に向けて社会的責任を果たしていく。
<当債券の概要>
・発行体 日本国
・銘柄名 クライメート・トランジション利付国庫債券(5年)(第1回)
(年限5年、発行額7,998億円、発行日2024年2月28日)
<SDGs達成に向けた同社での取り組み>
同社は、持続可能な社会の形成に向けた取り組みを経営の重要課題として認識しており、地震保険制度の運営を通じ、地震災害により被災された方々の生活を支えるための「安心」と「安全」をお届けするとともに、防災・減災を含む地震対策の啓蒙活動を推進している。同社は、引き続き以下のSDGs目標を柱として取り組みを進めていく。

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