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JA共済連、ESG投資を実施

JA共済連は、アジア開発銀行(以下、ADB)が発行する、ヘルス・ボンド(約50億円)、ウォーター・ボンド(約50億円)への投資を決定した。
ADBは、アジア・太平洋地域において、極度の貧困を撲滅する取り組みを続けながら、豊かで全ての人々に恩恵が行き渡り、災害等に対し強靭で信頼性と持続可能性に優れた地域社会づくりに尽力している。JA共済連は、本債券への投資を通じて、ADBの取り組みを資金面から支援する。
JA共済連は、農業協同組合が理念とする「相互扶助(助け合い)」を事業活動の原点とし、「ひと・いえ・くるまの総合保障」の提供、さまざまな地域貢献活動を通じて、組合員・地域住民の皆様が豊かで安心して暮らすことのできる地域社会づくりをめざしている。そして、このような取り組みの一つひとつが、SDGsの実践そのものと考えている。
本債券により調達された資金は、保健衛生・医療システムの拡充、持続可能な給水サービスの開発などのプログラムに活用される。ヘルス分野におけるプログラムは、アジア・太平洋地域の人々が、公平で質の高い医療サービスを利用できるシステム構築を支援するとともに、予防医療、健康促進策およびプライマリ・ケア(特に貧困層)などの促進にも活用される。
また、ウォーター分野におけるプログラムは、水資源を効率的に活用するインフラ整備や安全な水供給により、農村地域の人々の保健衛生を大きく改善させるだけでなく、気候変動への適応、防災、環境・生態系の保全にも配慮し、農産物の生産性向上と食料安全保障を促進させる。
<債券の概要>
債券名:ヘルス・ボンドウォーター・ボンド
発行体:アジア開発銀行
発行額:
35百万米ドル(約50億円)
35百万米ドル(約50億円)
償還期間:7年
これからも、JA共済連は、積極的な事業活動を通じてSDGsがめざす社会の実現に貢献し、地域社会を構成する一員としての社会的役割を果たしていく。

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