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あいおいニッセイ同和損保、東京農工大学と包括連携協定を締結

あいおいニッセイ同和損保と東京農工大学は、3月23日に包括連携協定を締結し、自動車事故データの分析等を通じて安全・安心なクルマ社会の実現に向けた共同研究を開始した。
東京農工大学は、「地球を回そう MORE SENSE(使命志向型教育研究―美しい地球持続のための全学的努力)」を基本理念として掲げ、農学、工学およびその融合領域分野における科学的探究を通じて、21世紀の人類が直面する課題解決に向けて教育・研究を実施している。また、あいおいニッセイ同和損保は、中期経営計画の核となる考え方である「CSV×DX」※に基づき、社会・地域課題の解決に資する新たな保険商品やサービスの提供拡充に努めている。
今般、両者が持つ独自の知見・データを活用した共同研究を通じて、自動車事故や大規模災害による被害軽減につながる新たなソリューションの創造等を目指し、包括連携協定を締結することとした。
※ CSV Creating Shared Value(社会との共通価値の創造)
DX Digital Transformation(データやデジタルを活用し、価値提供を変革させること)
◆協定の概要
(1)主な協定事項
協定事項/取り組みイメージ
・共同研究の実施及び研究成果等の活用促進
安全・安心なクルマ社会の実現に向け、あいおいニッセイ同和損保の自動車事故データを分析した共同研究を実施
・地方創生、社会・地域課題の解決に関する共同取組
両者が持つ独自の知見・ノウハウを有効活用した、自然災害対策に関するセミナー開催を検討
・産学官連携による人材交流、人材育成
起業・創業に関する人材育成等、東京農工大学の高度人材養成プログラムにおける協働を検討
(2)自動車事故データ活用した共同研究
東京農工大学は、ドライブレコーダー映像から取得した「ヒヤリハットデータ」の分析等を通じて、リスク予測・先読み運転を可能とする高度運転支援システムの設計や自動運転車の安全性評価用の事故シナリオの作成など、先駆的な研究を行っている。また、あいおいニッセイ同和損保は、地球約238万周分(2022年12月時点)の自動車走行データを保有しており、通信機能付きドライブレコーダー等から取得できる衝突時の映像をAIで解析し、相手車両の速度や走行軌跡を割り出すなど、データ利活用のノウハウを蓄積している。
両者のデータ分析ノウハウを活用し、あいおいニッセイ同和損保が保有する膨大な自動車事故データを分析することで、科学的アプローチによって安全・安心なクルマ社会の実現に資する新たなソリューションの創造を目指す。

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