損保ジャパン、「子ども向け自転車交通安全講習サービス」を開発
損保ジャパンと、SOMPOリスクマネジメント株式会社(代表取締役社長:桜井淳一、以下「SOMPOリスクマネジメント」)は、この度、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」およびSDGs目標4「質の高い教育をみんなに」に寄与する活動の一環として、子どもの安全な自転車利用を推進する取組みを2021年12月から開始する。
1.背景・目的
損保ジャパンは、「すべての人々・地域・社会に、たくさんの笑顔と活力あふれる確かな明日をお届けする」というビジョンを掲げ、本業を通じた社会課題解決を目指すSDGsへの取組みを進めている。
子ども(幼児、小学生、中学生)の交通人身事故の約6割が自転車乗用中であり、近年増加傾向にある自転車事故での高額な賠償金判決の加害者にも被害者にもなり得る。また、自転車乗用中の子どもの交通人身事故においては、約6割に何らかの自転車乗用に関する違反行為があったとされている。
今般、自転車乗用中の交通ルール・マナーについてしっかりと周知・啓蒙することで、子どもの交通人身事故を防ぐことを目的に、「子ども向け自転車交通安全講習サービス」を開発した。
2.「子ども向け自転車交通安全講習サービス」の概要
自転車乗用中の交通ルールに加え、小学生から中学生の子どもを対象にした自転車乗用中のリスクについて、ツールを使用した講習会の開催が可能である。使用するツールは、SOMPOリスクマネジメントが作成し、対象者に応じて「小学校低学年向け」「小学校高学年・中学生向け」の2種類を用意している。
(1)小学校低学年向け
小学校低学年でも興味を持って聞いてもらえるようにクイズ方式で交通ルールを学べる内容になっている。交通ルール、道路上での危険回避について小学校低学年でも理解できるよう、わかりやすく講習するツールとなっている。
(2)小学校高学年・中学生向け
小学校低学年向けと同様に図が多く分かりやすい内容であるとともに、交通ルールが定められている理由や自転車事故の危険性を訴える内容を盛り込んでおり、交通ルールを守る重要性についてより深く理解できる内容になっている。
3.今後の展開
損保ジャパンの全国500以上の営業店から全国の小中学校、PTA、自治体などに対して子ども向けの自転車交通安全講習会開催の提案を進める。また講習会以外にも、本ツールを活用した自転車事故防止に資する取組みを随時展開予定である。今後も、損保ジャパンが持つ膨大な事故情報等から、事故多発現場の情報や重大事故の原因分析を実施しツールの最新化を行うなど、保険会社ならではのデータを自転車の安全推進に活用していく。
自転車事故に関して、補償としての保険の提供だけでなく、事故を起こさないための取組みについて強化し、安心で安全な自転車社会の実現に向けて貢献していく。