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三井住友海上、「ドラレコ・ロードマネージャー」の販売を開始~官民連携DXで道路点検をサポート

三井住友海上と株式会社アーバンエックステクノロジーズ(以下「アーバンエックス」)は、2021年12月から、全国の自治体や道路修繕事業者に対して道路等のメンテナンスを支援するサービス「ドラレコ・ロードマネージャー」の販売を開始する。
本サービスでは、各地域のさまざまな企業の車両に設置されたドライブレコーダーのデータを活用することにより、従来のようなパトロール走行を行うことなく、広範囲の路面情報を把握することができる。
地域企業と連携した自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、事故につながる危険な道路損傷の早期修繕につなげることで、SDGsの達成・安全なまちづくりを支援する。
1.開発の背景
全国の自治体等が行う道路の点検・管理業務には、高額な専用点検車両や専門職員の目視確認が必要になり、コストの増加や点検担当者不足の課題が生じている。
これらの課題を解決するために、三井住友海上の自動車保険に付帯するドライブレコーダーにアーバンエックスのAI画像分析技術を搭載することで、その映像から得られるデータを活用した道路点検の支援サービスを開発した。昨年より品川区、尼崎市等12の自治体にて実証実験を行い、道路損傷箇所の検知精度に対し高い評価を得たため、本サービスの販売開始に至った。
2.本サービスの概要
(1)サービス提供先
・自治体および自治体から道路点検業務を受託している事業者等
(2)サービス内容
・大手小売事業者や物流事業者等の車両に設置されているF-ドラ※等から、広域な路面状態のデータを自動的に収集し、AIが道路損傷箇所を検出し地図上に可視化。
・損傷ごとの修繕要否はクラウド上で一元管理でき、道路修繕事業者等への連携やレポート出力も簡単に行えるため、道路点検・管理業務の高度化・効率化を実現。
三井住友海上は、本サービス以外にも防災・減災や農業、ヘルスケア等に関するサービスの検討を進めており、引き続き、持続可能な社会の実現に貢献していく。
※ 三井住友海上専用のドライブレコーダーやインカメラで「事故緊急時のサポート」「事故防止取組のサポート」「運行管理のサポート」を行う同社フリート契約者向けのドライブレコーダー・テレマティクスサービス

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