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あいおいニッセイ同和損保、社会保険労務士法人アウルスおよびマーブルと労務リスクに特化した商品付帯型表明保証保険(買主用)の提供を開始

あいおいニッセイ同和損保、社会保険労務士法人アウルス、マーブル株式会社の3社は、国内M&A取引を推進するため、M&A労務デューデリジェンス(以下「労務DD」)において、労務リスクの補償に特化した商品付帯型の表明保証保険を開発し、9月から提供を開始した。
近年、日本国内において中小企業を中心とした事業承継や大企業によるベンチャー企業の買収などが増加する一方で、中小企業M&Aにおける環境整備が課題となっている。とりわけ経営者の高齢化に伴う後継者不在の問題や、新型コロナウィルスによる中小経営への打撃により、倒産・廃業の回避と生産性向上の必要性は喫緊の課題である。
こうした状況を背景に、中小企業M&Aは増加傾向にあるが、費用が限られる小規模M&Aについては十分なデューデリジェンス(以下「DD」)※が実施されず、高いリスクを抱えたままM&Aが実行されるケースが少なくない。
特に働き方改革や人権意識の向上という昨今のトレンドを踏まえ、労働関係におけるリスク検証の重要性はより高まっており、今般、あいおいニッセイ同和損保が労務リスクに特化した表明保証保険を開発し、アウルスが提供する小規模事業者向け労務DDサービスに組み込むことで、安心して小規模M&Aを実行できる仕組みを構築した。
※M&A前に実施されるプロセスの一つであり、対象企業の買収リスクを詳細に監査すること
○アウルス 労務DDサービス付帯表明保証保険の概要
アウルスが提供する労務DDは、M&A時のトラブルの一定割合を占める賃金の不払いなど労務に関するトラブルの事前防止に有効な手段である。一般的な買主用表明保証保険は、引受審査料の発生やDDレポートの詳細確認などがあるが、労務DDのサービス付帯として労務リスクの補償に特化することで、これらのステップを簡素化し、迅速に加入できるようにした。また、本スキーム以上の補償額や補償範囲を希望のお客さまには、マーブルが上乗せ補償に関するコンサルティングを提供する。

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