三井住友海上、AIドローンとチャットボットを活用した「水災デジタル調査」導入
三井住友海上は、今年度から、大規模な水災発生時に、ドローンとAIを活用した水災調査(以下、AIドローン)とチャットボットを活用した「水災デジタル調査」を導入する。
水災デジタル調査は、AIドローンによる浸水高測定と、チャットボットを活用したお客さまからの被害状況等の申告をもとに、損害額を自動算出する仕組みである。これにより、大規模水災時にも、損害規模にかかわらず、早期に損害状況を把握できるほか、適切な保険金支払いが可能となる。
◆「水災デジタル調査」の概要
AIドローンによる浸水高測定と、チャットボットを活用したお客さまからの被害状況等の申告をもとに、損害額を自動算出する。
これまでの立会調査で確認していた建物情報・被害状況・浸水高等を、AIドローン、チャットボットによる自己申告から確認でき、大規模水災時にも迅速かつスムーズな調査が可能となる。また、その結果から支払われる保険金を自動算定するプログラムを開発し、保険金算定の大幅な短縮を実現する。
災害時に悪徳業者が絡む不正請求が社会問題化しているが、AIドローンとチャットボットによる申告を組み合わせることで、自己申告の適切性を担保する。