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損保ジャパン、愛知県の2021年度「自動運転社会実装モデル構築事業」に参画

損保ジャパンは、愛知県の2021年度「自動運転社会実装モデル構築事業」(以下、本事業)に参画し、自動運転リスクアセスメント※1を提供する。
※1自動運転車の安全な走行と運用を支援するため、実証実験の計画段階から走行ルート案における危険シナリオを洗い出し、それらの危険度を評価して、適切な対策を講じることで、安全な走行を支援するソリューションである。
1.概要
愛知県では、全国に先駆けて2016年度から自動運転の実証実験を積み重ねており、遠隔監視等の自動走行の技術に加え、商用5G※2、AR(拡張現実)※3等を掛け合わせることで、自動運転によるビジネスモデルの構築を進めてきた。
本年度は、これまでの取組みをさらに推し進め、再現可能かつ持続可能なビジネスモデルの構築を目指した取組みを更に加速するため、本事業の実施主体である株式会社NTTドコモ、アイサンテクノロジー株式会社、株式会社ティアフォー、岡谷鋼機株式会社、および三菱電機株式会社と共に、愛知県長久手市にあるモリコロパーク(愛・地球博記念公園)において自動運転技術を用いたシームレスな移動の実現を目指す実証実験を実施する。なお、愛知県の「自動運転社会実装モデル構築事業」に参画するのは、2020年度に続き2年連続となる。
※2 通信キャリアがサービスとしてスタートした高速・大容量が特徴の第5世代移動通信システムである。
※3 ”AugmentedReality”の略であり、現実世界の風景にデジタルコンテンツを重ねて表示することにより、情報提供を可能にする技術である。
2.実証実験の概要
モデル類型:集客施設
実証地域:
・愛知県長久手市
・モリコロパーク(愛・地球博記念公園)
実施ルート(予定):
・リニモ公園西駅~公園西口駐車場(公道)
・西エントランス広場~地球市民交流センター方向(公園内)
道路種別:公道および閉鎖空間
実証テーマ:リニモ駅から園内目的地へのシームレスな移動
使用車両:
・タクシー型車両(公道)
・ゴルフカート型車両(園内道路)
特徴等:
・リニモ公園西駅から園内の目的地へ複数台の自動運転車を利用したスムーズな送客
・運行管制システムにより、利用需要に応じて、複数の走行ルート、運行ダイヤ、配車台数を自動設定し運行
3.背景・役割
損保ジャパンは、安心・安全な自動運転社会の実現を目指して、今までの「事故に備える損保」から「事故を防ぐ損保」への変革に挑戦している。2019年2月には、アイサンテクノロジー株式会社および株式会社ティアフォーと業務提携し、安心・安全な自動運転サービス実証を支えるためのインシュアテックソリューション「LevelIVDiscovery※4」の開発を進めてきた。
このたび、損保ジャパンは、本事業を安心・安全に実施できるよう、「LevelIVDiscovery」のソリューションである走行前の自動運転リスクセスメントを提供する。
※4 「走行前の事故予防」・「走行中の見守り」・「万が一の事故への備え」と、自動運転走行を安心・安全面で総合的にサポートするソリューションである。
https://www.sompo-japan.co.jp/-/media/SJNK/files/news/2018/20190215_1.pdf
4.今後について
本事業への参画を通じて、一層産官学連携を進めるとともに、「安心・安全な自動運転社会」の実現に向けて研究をさらに加速させ、自動運転技術の社会実装に貢献していく。

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