セゾン自動車火災、JICA新型コロナ対応ソーシャルボンドに投資
セゾン自動車火災は、このたび、独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)が、新型コロナウイルスへの対応を目的に起債するソーシャルボンド※(以下「本債券」)への投資を決定した。
※ソーシャルボンドとは、「社会貢献債」とも呼ばれ、社会的課題の解決に資するプロジェクト(ソーシャルプロジェクト)の資金調達のために発行される債券である。
1.本債券について
JICAが発行する債券は、日本政府の「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針改定版」及び「SDGsアクションプラン2020」において、SDGsを達成するための具体的施策のひとつとして位置付けられている。
JICAは、世界で猛威を振るう新型コロナウイルスに対し、感染拡大が開発途上国にもたらした健康危機や経済的影響からの早期回復を支援し、今回のパンデミックを経て一層浮き彫りとなった、開発途上国の脆弱な保健医療システムや公衆衛生環境の改善支援の強化に取り組んでいる。
本債券は「JICA新型コロナ対応ソーシャルボンド」として起債され、全有償資金協力事業のうち、①新型コロナウイルスを含む感染症対策支援(保健医療システム整備、水・公衆衛生環境の改善支援)、②新型コロナウイルスによる経済影響緩和支援(開発途上国の中小企業等に対する金融支援)、に該当する事業に充当される。
<本債券の概要>
銘柄 第58回独立行政法人国際協力機構債券
年限 20年
発行総額 50億円
なお、本債券は、ICMA(InternationalCapitalMarketAssociation/国際資本市場協会)が定義するソーシャルボンド原則に適合する旨、株式会社日本総合研究所からセカンド・オピニオンを取得している。
セゾン自動車火災は、「社会的責任の遂行」を経営基本方針の一つに掲げ、SDGsの達成に貢献することを目指しており、ESG投資の一環として取り組むものである。
3.今後の取り組み
セゾン自動車火災は、今後もESG投資を通じ、運用資産の収益向上を図るなかで、資産運用面からも持続可能な社会の実現に貢献できるよう取り組んでいく。