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東京海上ホールディングス、小学生向け防災啓発プログラム「ぼうさい授業(水害・土砂災害編)」を創設

東京海上ホールディングスは、大雨による水害等から命を守る行動や避難生活について学ぶ小学校高学年向けの新しい防災啓発プログラム「ぼうさい授業(水害・土砂災害編)」を創設した。これまで実施してきた「ぼうさい授業(地震・津波編)」とともに、新たな防災啓発プログラムとしてグループ社員や代理店が講師となって全国に展開し、安心・安全でレジリエントな未来づくりに貢献していく。
1.開発の背景
近年激甚化する大雨や台風による水害や土砂災害から命を守るためには、日ごろから私たち一人ひとりが警戒レベルや避 難場所などの防災情報を理解し、災害に備え、いざというときの避難行動につなげることが求められている。小学生が自ら水害・土砂災害のしくみを理解し、避難行動や避難生活について学ぶことにより、各家庭や学校、地域社会における災害安全の取り組みを後押しする効果が期待できる。
東京海上グループは、これまで小学生等を対象に、環境啓発プログラム「みどりの授業」や地震・津波を題材とした「ぼうさい授業(地震・津波編)」を実施してきた。また、中学・高校生向けにはキャリア教育プログラム「リスクと未来を考える授業」を実施してきた。これらの合計で、全国延べ6,500名を超えるグループ社員や代理店が講師となって約1,500回実施し、10万人を超える子どもたちが受講してきた。これらに加えて、昨今の水害等に対する防災啓発ニーズの高まりを受け、新たな防災啓発プログラムを開発した。
新プログラムは、東北大学災害科学国際研究所および京都大学防災研究所の監修のもと設計し、水害・土砂災害発生のしくみなど災害科学に関する最新の知見を反映した内容としている。
2.授業の内容
講義+対話形式45分授業で、大雨や水害・土砂災害が発生するしくみや水害等から命を守るため行動、避難所で生活について学ぶ。ディスカッションパートで万が一避難所で過ごすことになった場合に、自分が周り人ためにどようなことができるかを考え、「協力し合う」「助け合う」ことや「自ら考えて行動する」こと大切さを学ぶ。なお、授業開催にあたって、各学校と十分な連携のもと、新型コロナウイルス感染症拡大防止策を講じながら実施する。
【授業の流れ(45分)】
①大雨降る仕組み水害・土砂災害発生時シミュレーション 10分
②水害から身を守るためにハザードマップ・気象情報・警戒レベル確認いつ・どこに避難するか 15分
③「ぼうさい取り組み隊」として避難所で自分たちに出来ること 20分
ぼうさい授業(地震・津波編)と(水害・土砂災害編)、DGs目標4「質高い教育をみんなに」、目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標13「気候変動に具体的な対策を」達成に貢献している。
同社、これからも未来を担う子どもたちへ教育・啓発プログラム提供等を通じて、安心・安全でレジリエントな社会と未来づくりを推進していく。

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