あいおいニッセイ同和損保、フィンテックベンチャーのFinatextホールディングスと業務提携

あいおいニッセイ同和損保は、フィンテックベンチャーである株式会社Finatextホールディングス（以下「Finatextホールディングス」)とデジタル時代に即した新たな顧客体験を創出する保険を開発・提供していくため業務提携した。
1．背景
同社は2016年にICTプロジェクトを発足し、将来の環境変化に備えた新たなビジネスモデルの創出に取り組んでいる。
Finatextホールディングスは「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、生活者・社会にとっての金融サービスのあるべき姿を顧客視点から見直し、デジタル技術とデータ解析を最大限活用しながら、生活に寄り添う「身近な金融サービス」を開発・提供する会社である。
近年、お客さまの意識・ライフスタイルは多様となり、社会・経済環境は急速に変化している。その変化に迅速に対応していくために、同社はFinatextホールディングスが培ってきたノウハウ・技術力を活用し、一人ひとりのお客さまに安心・安全で利便性の高い保険商品・サービスを提供していくことを目指し、今般の業務提携に至った。
2．業務提携の概要
【少額短期保険事業の立ち上げ検討】※関係当局の登録完了を前提とする
■お客さまの不安に「きめ細かく寄り添う新しい保険・サービス」を新たなマーケットに提供していくため、同社の保険事業のノウハウとFinatextホールディングスが持つ先進的な技術を融合させ、お客さまに付加価値の高い、新しい保険商品を提供できる少額短期保険事業の立ち上げを検討していく。
■お客さま一人ひとりの様々なライフシーン・ライフイベントにおける困りごとに対応するシンプルでわかりやすい保険商品を開発し、デジタル技術を活用しながら便利・簡単かつ安心・信頼できる顧客体験を提供していくことを目指す。
■なお、少額短期保険事業の立ち上げや運営においては、同社が培ってきた保険事業に関するノウハウを最大限活用し、Finatextホールディングスとの共同事業を安定的に進めていく。
【次世代型デジタル保険販売システムの開発検討】
■スマートフォンを中心としたモバイルデバイス上で、必要なときに簡単に契約できる、新しい保険販売システムの開発を検討していく。
■開発したシステムを活用することにより、様々なオンラインサービス（情報サービス、SNS、ECサービス等）に、関連する同社の保険商品提供の手続きをシームレスに組み込むことを目指す。
3．今後の展開
同社とFinatextホールディングスは、両社のノウハウを融合することで、保険に関わるすべての顧客体験を顧客視点から見直し、デジタル技術を活用しながら新しい保険商品と新しい顧客体験を創造していくことを目指す。
なお、今回両社で提携した事業の展開スケジュールについては、関係当局の登録・認可等が完了した段階であらためて案内する。
【Finatextホールディングスについて】
■Finatextホールディングスは、2013年12月に「金融を“サービス”として再発明する」ことを通じて、「誰でもみんなが、金融サービスを当たり前に使いこなすことができる社会」を実現していくことを目指し、設立された会社である。
■多様なライフスタイルに合わせた個人向け金融サービスを開発・提供する「株式会社Finatext」と、ビッグデータ解析サービスを提供する「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」の3つの事業会社を中心に、日本国内をはじめ国外（イギリス、台湾、ベトナム等）でも事業を展開している。
・会社名　　株式会社Finatextホールディングス
・代表者　　代表取締役　林良太
・設立　　　2013年12月
・所在地　　東京都千代田区麹町3-6住友不動産麹町ビル3号館6階
・URL　　　https://finatext.com/ja/