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三井住友海上、AIがドライブレコーダー映像から事故状況を自動で説明するシステムの導入

三井住友海上は、今般、イスラエルのスタートアップ企業であるネクサー社と提携し、AI技術の活用により、ドライブレコーダーの映像から、事故状況を自動かつ正確に文章や図で説明するシステムを開発した。5月から試行的に開始したほか、既に導入している、AIが数千件の裁判例から最適な事故の責任割合を自動検索するシステムとの連携も進め、2019年度中の本格展開を目指す。
本システムにより、万一自動車事故が発生した場合に、お客さまや代理店の事故連絡にかかるロードを大幅に削減する。さらに、「GK 見守るクルマの保険(ドラレコ型)※」と連携していくことで、お客さまと同社のつながりを一層強め、より迅速かつ高品質な事故対応サービスを提供する。
※同社が1月から販売している通信機能の付いた専用ドライブレコーダーがセットになった、新しい自動車保険
<本システムの概要>
本システムは、AI技術を活用し、ドライブレコーダーの映像から事故状況を自動かつ正確に文章や図で説明するシステムである。事故が起きた際、お客さまは「道路状況」「信号機の色」「交通標識の有無」など、詳細な事故状況を保険会社へ説明する手間が省かれるほか、事故報告にかかるロードが大幅に削減されるため、事故時に不安を抱えるお客さまの負担が軽減される。
既に導入している、AIが数千件の裁判例から最適な事故の責任割合を自動検索するシステムとの連携も検討する。
(1)期待される効果
本システムの導入により、自動車事故が発生した際にお客さまが事故報告に要する時間を70%程度短縮することを見込む。また、お客さまが事故にあった不安や動揺で、事故受付オペレーターへうまく状況を伝えられないストレスも少なくなる。
(2)「GK 見守るクルマの保険(ドラレコ型)」との連携
本システムと「GK 見守るクルマの保険(ドラレコ型)」の事故映像自動送信サービスを組み合わせていくことで、より迅速かつ高品質な事故対応サービスを提供する。

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