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あいおいニッセイ同和損保、パーク24と連携し、【国内初】カーシェアリングの「あんぜん走行距離」制度をスタート

あいおいニッセイ同和損保と、パーク24は、パーク24が展開するカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」において安全走行した距離に応じて、あいおいニッセイ同和損保が提供する自動車保険の新規契約時の保険料を優遇する制度を新たにスタートする。
1.開発背景・経緯
様々な社会環境の変化に伴い価値観が多様化し、クルマの利用方法についても“所有”から“利用”へのシフトが進行しており、国内におけるカーシェアリング利用者数は130万人を超える規模にまで拡大している(公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団調べ)。
一方、従来の自動車保険はクルマを所有される人を主に対象とした保険であるため、カーシェアリングやレンタカー、社有車等でどれだけ運転経験を積み、安全走行を実践されていたとしても保険料に反映されることはなかった。
以前より、カーシェアリングの利用がクルマの運転の楽しさを再発見・再認識する契機となり、若者を中心にマイカーへの移行の後押しとなっていることを踏まえ、より多くの人にクルマを安全・安心に利用いただくため、また、マイカー移行時にはじめて自動車保険に加入する際の保険料負担軽減という側面から応援するため、あいおいニッセイ同和損保とパーク24は連携し、カーシェアリングサービスにおいて安全走行した距離に応じて自動車保険料を優遇する全く新しい制度をスタートすることとした。
2.両社による取り組み
あいおいニッセイ同和損保は、実走行距離連動型の自動車保険を2004年から発売してきた国内におけるテレマティクス自動車保険のフロントランナーであり、2015年3月には英国最大のテレマティクス保険事業者であるBIG社(Box Innovation Group Limited)を買収し、そのノウハウを活用する等、最新のテレマティクス自動車保険・サービスの研究・開発を行っている。
パーク24は、日本全国で約17,000件の駐車場を運営・管理するとともに、約57,000台のカーシェアリング・レンタカー車両を配備し、サービスを展開している。2003年からネットワークによりすべての駐車場の管理を行う等、いち早くIoTの運用を開始した。カーシェアリングサービスにおいては、IoTによるコネクティッドカーを使用していることから、稼働状況や走行状態、車両状態等の多様なテレマティクスデータを蓄積している。
これら蓄積したカーシェアリング車両のテレマティクスデータをもとに、事故を起こさずに走行した距離を「あんぜん走行距離」として積算し、あいおいニッセイ同和損保の自動車保険を新規で契約される際の保険料を「あんぜん走行距離」に応じて最大20%割引するサービスを2019年1月より開始する。
タイムズカープラスでは会員種別として法人と個人を設定しているが、積算距離の算出においては、法人利用および個人利用の距離を通算できるようにする。
テレマティクスデータの蓄積により“運転を見える化”することが可能になるため、これまでにも個社ごとに、これらを活用した交通事故削減に向けた取り組みを実施してきた。この度の取り組みでは安全運転をすることによるベネフィットを明示することから、クルマを運転される方の安全に対する意識が高まり、さらなる交通事故削減につながるものと考えている。
あいおいニッセイ同和損保とパーク24は、事故のない安全・安心なクルマ社会の実現に向けた取り組みを推進していく。

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