日本生命、チリでの銅鉱山向け海水淡水化プラント建設・運営プロジェクトへ融資
日本生命は、この度、三井物産およびスペインACSグループ傘下Cobra水部門Tecnicas de Desalinizacion de Aguas, S.A.社(以下「テダグア社」)が折半出資により設立した共同事業者である Caitan SpA 社(以下「カイタン社」)の推進するチリ共和国アントファガスタ州における海水淡水化プラント建設・運営プロジェクト (以下「当プロジェクト」)への約33.5百万米ドル(約36億円)のシンジケートローン(以下「当融資」)を実行した。なお、チリでのプロジェクトへの融資は同社初となり、同社はシンジケートローンの組成段階から参加する。
当プロジェクトは、南太平洋に面したプラントにて海水の淡水化により銅鉱山の操業に必要な大量の水を造り、約150キロメートルのパイプラインを通じて供給するものであり、水不足が慢性的な課題となっているチリ北部地域における安定的な銅生産の継続・拡大に貢献できると考えている。
また、当融資は、長期間にわたって魅力的な利回り獲得が期待できることに加え、チリの中心的産業である銅鉱業の発展に寄与すると考えている。
なお、同社は中期経営計画「全・進-next stage-」(2017-2020)において、4年で2兆円の成長・新規領域への投融資を目指しており、海外プロジェクトファイナンスである当融資もその一つと位置付けている。