SBI生命の飯沼社長が中国保険行業協会の年次大会で講演
SBI生命の飯沼邦彦社長が、10月10、11日に中国深センで開催された中国保険行業協会(Insurance Association of China=IAC)の年次大会(IACサミット)に参加し、講演を行った。
IACサミットは、中国保険行業協会の運営で2013年から毎年開催されている、中国生保業界において最も影響力のある大会。業界の専門家が一堂に会する機会の提供により、中国生保業界の最新情報が共有され、海外の業界最先端の動向や技術等も紹介される。また、中国生保業界の発展の方向性に関するブレインストーミングも行われ、中国経済の発展や中国生保業界の改革等に寄与している。
今年は、「本質に立ち返る、改革と革新、生保の新たな成長を促進する」をテーマに開催された。
「国内生保市場が飽和状態にある日本で、中小規模の生保が目指す方向性」を知りたいとの中国側からの依頼により、日本からはSBI生命のみが参加した。
飯沼氏は、「グループシナジー」と「ニューテクノロジー」の2つをキーワードに、SBIグループ内の金融関連各社が補完しあいながら発展している点、同社が新しい数理技術に基づく経営計画策定やFinTech技術に基づく革新的な保険の開発を行っている点などを紹介し、好評を得た。大会への発表者は40人以上で、生保業界関係者から研究者、エコノミストまで幅広く、「先進的な動き」に敏感な中国の最新事情を実感することができ、同社では「商品開発やマーケティングにも活かしていきたい」としている。